昨日の夕飯は何を食べましたか~?おしり元気です。
虫歯は本当にイヤですよね。
何がイヤって、元に戻らないことです。ケガは治るけど虫歯は治りません。
悪くなった部分を削り取るだけで、その歯はもう再生しないというのがすごくイヤです。アー。考えただけでイヤな気持ちになる。
かといってご飯は毎日食べたいです。
でも食べたら歯は毎日必ず汚れるし、そうすると毎日歯を磨かなくてはいけなくなります。
仕方ないからちゃんと毎日歯磨きしてるのに、ヘタクソだと磨いているのに虫歯になってしまう。
で、歯医者に行って削ったらもうその歯は元に戻らないんです。ちょっとルールが厳しすぎませんか。プンプン!
ちなみにわたしは、神経を抜いた歯が2本あります。
初めて神経を抜いたときは、歯の頭を切り落とされて根っこをブラシでゴシゴシされているというのに、自分の置かれている状況があんまり分かっていませんでした。知識がなかったからです。
子供のころに「甘いものを食べるとバイキンさんが~」みたいなやつを聞いたことはありますが、それ以降虫歯についての知識が更新された記憶はなく、抜歯寸前ギリギリセーフみたいな状況なのに、何もわからずに診療台に座ってホニャ~とまぬけに口を開けていました。
(その後鏡を見たら銀歯になっていてショックを受けた)
そして、歯科衛生士の専門学校に入学して、やっと虫歯についての知識を得ることができました。
それと同時に、なんで学校に入らないと教えてくれないんだ~?と思いました。
大人になっても「バイキンさんが~」じゃ何も分かっていないのと一緒です。今日は、歯科でよく言われている「虫歯の3要因」の話をしたいとおもいます。
虫歯の要因はこの3つ
虫歯の発生要因は、上の図に書いてある3つだと言われています。「宿主要因」「細菌要因」「基質要因」です。
なにを言っているのかサッパリですよね。わたしも学校で初めてこの図を見たときは、もらったプリントで紙飛行機を折りました。
じゃあ、この図をもう少しわかりやすい言葉に直してみましょう。
どうですか?猫もニコニコ、わかりやすくなりました。
青い図の「宿主」は、「しゅくしゅ」と読みます。
菌がくっつく相手のこと、ものすごく簡単に言うと「人」のことです。
つまり、宿主要因とは「その人の要因」「その人の感受性」です。
人それぞれ、虫歯に対する感受性が違うらしいんです。
例えば、小さい頃からフッ化物を塗っていた人と、塗っていない人では虫歯のなりやすさが違ってきます。
そして、青い方の図でいう「細菌」は、特に虫歯の原因になる菌のことです。
口の中にはいっぱい菌がいて、その中でも特に歯を溶かす酸を作るのが得意なやつとか、歯にくっつく力が強いやつとかがいるんです。怖いですね。
それが細菌要因、「虫歯の原因菌」です。
そして、「基質」というのは細菌のエサになる糖質、つまり「砂糖」です。
ということで
①もともとの感受性
②口の中の細菌
③砂糖を食べる
この3つの要因が合わさると、虫歯に「なりやすくなる」という風に言われているんです。必ずなるわけではありません。
そして、細菌が歯面にとどまる「時間」、砂糖を食べている「時間」も要因のひとつになります。
虫歯の3要因、ブロックできるのはどれ?
つまり、この3つのうちどれか1つをブロックすれば虫歯になりにくいといえます。楽勝~。どれがブロックできそうか、考えてみましょう。
「その人の感受性」
子供の頃からフッ化物を塗ったりしていれば変わってくるけど、生まれ持ったものはどうしようもない。
「虫歯の原因菌」
口の中が汚い人はお掃除すれば細菌は減るけれど、基本的に口の中の細菌を完全に除去するのは不可能。自分にくっつく細菌の種類は選べない。
「砂糖」
必要なものなので完全に食べないのは無理。でも量を減らすことは可能。
そうなんです。自分でどうにかできるのは砂糖だけなんです。ウーッ。
わたしは甘党で、ドーナツだったら、メチャクチャに嫌なことがあったときは5個、まあまあ不快な日は4個、普通の時は3個食べたいです。
でも虫歯にもなりたくない!
というわけで、今度は虫歯になりにくいドーナツの食べ方について書きたいと思います。
今日書いたのは「keyesの3つの輪」と言われるもので、人それぞれ3つの輪っかの大きさも違ってくるし、当てはまらない場合もあります。
ただ、こういう理論があって、虫歯の要因は1つだけじゃないんだよ~という感じでご紹介してみました。
よーし、晩ごはんにするぞ~