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臨床実習先、こんな違いがありました

臨床実習

一般歯科と審美歯科、計2か所の歯科医院で臨床実習をしました。

正反対の場所だったので、それぞれの良かった点と辛かった点を簡単にまとめてみます。

 

 

1か所目:「町の歯医者さん」

 

良かったこと

・衛生士業務をどんどん任せてもらえる(簡単な歯石取り・歯面研磨・フッ化物塗布・口腔清掃指導など)

・患者の年齢層が幅広いので、年齢に応じたいろんな症例が見られる

・とにかく動きっぱなしなので、時間が過ぎるのが早い

 

辛かったこと

・大抵予約がパンパンに詰まっていて、1日がまじできつい

・忙しいのでドクターがいらついていることも多い

・忙しい→急かされる→あせる→なんかやらかす→おこられる のコンボが完璧にキマるとこころが終わりになる

・仕事を任せてもらっても制限時間が15分とかだったりして、アワワ……となる(この子供めっちゃ泣いてるけどあと15分で全顎研磨してフッ化物~!?)

・実習生をどう扱うかについて歯科助手と歯科衛生士が対立していて困った

 

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最悪の板挟み(そういうことは院内で方針を決めておいてくれ~~~)

 

 

未経験のわたしにとって初めての歯科勤務だったので、最初は患者の首にエプロンひとつかけるのも一苦労でした。

 

でも、かなり流行っている医院だったので、初日から患者さんはどしどしやってきて、あっという間にバキュームを持たされて、もちろんちっとも水が吸えなくて、やり方を教わって、それでも全然できなくて、ウ~っとなっているうちに次の患者が来て、できないのにまたアシストについて、注意されながらバキュームを持って……というのを繰り返す毎日でした。

 

本当に目まぐるしくて、体はクタクタで、帰ってレポートを書いたらもう疲労のピークなのに、怒られたことを思いだすと悔しくて眠れなかったりもしました。

 

「時間の制限」については、良い練習になったとおもいます。

与えられた時間の中で最善を尽くして、きっかりと処置を終わらせるのもすごく大切なことだからです。

 

忙しくてきつかったけど、基本的な症例は大体見ることができたし、アシストもさせてもらったし、衛生士業務もやらせてもらって、無の状態からかなりレベルアップできた気がします。

全部乗り切った今だから言えるのかもしれませんが、1か所めがここで良かったなあとおもいます。

 

いや、でも、まじできつかった。

 

 

 

2か所目:「高級審美歯科」

 

良かったこと

・客単価が高く、1日のアポイント数を絞ってあるのでスケジュールがゆったりしている

・患者のほとんどが30~50代の社会的地位の高そうな人(異常な社長率の高さ)なので、患者対応で嫌な気持ちになることが少ない(むしろお菓子を持ってきてくれたりする)

・セレブリティな、これまで見たことのない世界に触れられる

・歯科衛生士の会話スキルが「ここはキャバクラか?」というくらい高くて勉強になる

・雑用しかしていないのでめったに怒られない

インプラントのオペが見学できた

 

辛かったこと

・高いお金を取っているので失敗が許されない雰囲気があり、簡単なアシスト業務(バキュームやライト、仮着セメント練りくらい)と雑用しか仕事を任せてもらえない(あとは見学)

・ほぼ雑用係の扱いで、見学中にも「そろそろスピットン(ユニットについてる流しの掃除)おねが~い」などと言われる

・スケジュールに余裕がありすぎて何もやることがない時間が生まれるが、だからといって何もしない訳にはいかないので何時間も掃除をし続けるような日もある

 

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よく、窓ふきをするフリをしながらクラスメイトと女子トークをしたりしてました

 

 

1か所めのアポイントぎゅうぎゅうバタバタ生活に慣れてしまっていたので、ここでのゆったりした1日には心底驚きました。

 

アポとアポの間に平気で2時間空いたりするし、患者が1日に3人だけなんてことも。

(もちろん患者がいっぱいの日もありましたが、そもそもの枠を絞ってあるのでそれでも1か所目よりはかなり余裕がある)

 

その代わり、患者1人に割く時間がかなり長いので、アシストは結構疲れます。

 

そして、暇なのはいいんですが、暇疲れするんですね。

スタッフの人たちは空時間になったら座って業務記録などをしているんですが、実習生が座って良い椅子などあるわけがないので、その間ずっと立ちっぱなし。

ろくにやることもなく立っていると頭がくらくらしてきて、貧血になったこともあります。

 

ずっとこの調子では精神も体力ももたないなあ、とおもい、「教科書を持ってきたので座学がしたいですッ!」とかなんとか言って座らせてもらったり、「それ、私やりますッ!」と言って書類のコピーやらカビ取りやら、雑用をどんどん増やして時間を埋めて過ごしました。

 

ゆったりしたスケジュールのおかげで、院長も助手も衛生士も、いつも余裕があって優しい人ばかりでした。

体力的にはきつかったし、多少「ムムム……?」という事件もありましたが、総合的にはすごく楽ちんな実習だったとおもいます。

 

自分のためになったかどうかは置いておいて。

 

あとは、患者がセレブばかりなので、ドクターと患者の雑談を聞いているのが面白かったです。

「こないだエルメスのパーティーに行ったらね…」とか、「議員のナントカさんがね……」とか、冗談みたいな会話が聞けたりします。

 

 

わたしが見た一般歯科と審美歯科はこんな感じです。

自分にはどっちが合っていたかなと思い返してみますが、はっきりと答えは出せません。

就職は都心でしたいなとぼんやり考えてはいるんですが、実習先で見たあのキャバクラ接客が自分にできるとは到底おもえないので、まだ考え中です。

 

次の実習先はまた一般歯科の予定なので、あと半年くらいはのんびり考えようかな。