行きつく先

1年前くらいだと思う。

病院で漢方薬を出された。

ツムラの漢方で、2.5gの顆粒。

味はひたすらに苦く、不味く、アホの最悪のクソクソのクソ、味の終点、悪の粉である。

 

毎回、飲みたくなくてウジウジとするのも疲れる。

頑張って飲んだら嫌な気分になる。

やってられるかと思い、すぐに飲むのをやめた。

 

そして、2週間くらい前だろうか、飲み残した大量の漢方薬を見つけた。

その瞬間、ふと「苦いから、何なんだ?」と思った。

 

苦いから、何なんだ?

いや本当に、苦いから、何なんだ???

 

適当に口に水を入れて、その上に粉を入れて飲んだ。

変わらず苦かったが、だから何なんだろうか。

別に我慢できた。というか、我慢というレベルでもなかった。どうでもよかった。

 

この感じで行きつく所まで行った人が、スカイダイビング等の危険なスポーツをするのだろうか。

「怖いけど、だから何だ~?」と思ってヒョイと飛んだら全部どうでもよくて楽しいのかもしれない。

 

私は、死や痛みの可能性が伴う場合は話が別だと思うので、漢方薬止まりだな。