歯科衛生士になって良かったことと、悪かったこと

歯科衛生士になって2年、良かったことは色々ある。

 

①歯石を取るのが好きだった

なってみて、仕事が全然好きじゃなかったらどうしようとか思っていたが、私は歯石を取るのが好きだ。

見えない場所の歯石を取る仕事もあって、そっちは難しいけど取れたら嬉しいし好きだ。

自分で学費払ってるし、嫌いでもやるしかないから考えるだけ無駄と言い聞かせていたが、良かった。ラッキーとしか言いようない。

 

②口腔内写真が撮れるようになった

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こういうのを撮ってる。最初は全然できなくて、撮るたび「ヘタクソ!」って怒られて最悪だったけど、うまくできると楽しいし好きになった。

あんまりやってる歯医者ないから、やってる所に入って良かった。

 

③やりがいがある

私は「歯周初期治療」という仕事と、治療後の「メインテナンス」という仕事をやっている。

平たく言うと、歯周病の病状を安定させて、再発しないようにお掃除を続けていくという仕事。

来たときは歯石だらけで歯茎が真っ赤でやる気もなかった患者を、定期的にメインテナンスに来るところまで教育して、それが上手く行けばもちろん嬉しい。

上手く行かないことは山ほどあり、やっぱりくやしい。

 

④自由になった

歯医者は全国どこにでもある。

歯科衛生士は結婚や出産で辞める人が多いから、需要も常にある。

そう思うと気持ちがとても自由になる。

医院が違えばやり方も使う道具も違うが、根本は変わらない。

どこへ行っても働ける。と思う。

 

⑤風邪をひかなくなった

満員電車に乗らなくて済むようになったからだと思う。

会社員の時は、都心に出るために満員電車に乗らなくてはならなくて、仕事そのものよりもそっちの方が苦痛だった。

さっきの話ともつながってくるけれど、歯科はどの駅にもある。

自宅から下り方面にだっていくらでもある。

私は絶対に下り方面にしようと思って、そうした。

そしたら会社員の時よりも格段に風邪をひかなくなった。

ストレスもかなり減った。

 

悪かったこともある。

 

①院長が変人

歯医者はマジでみんな変人。ほんと変わってる。

変な人もたまに会うくらいならいいが、毎日顔を突き合わせて仕事するなら、普通な人が良いだろう。

でも、院長の治療方針は好きなので、就職した。

歯医者の質はは院長で決まるといっても過言ではない。

院長の治療方針や、清潔不潔のとらえ方に納得できないと、どこかでつらくなるとおもう。

面接の前に見学して、そのあたりを見極めると良い。

もちろん、ある程度の技術も持っていてほしい。自分が大事にしてきた患者に、すぐ取れちゃうヘタクソなCR詰められたらたまらないから。

 

②給料

安い。

場所を選べば高い。そのためには都心に出るのが早い。

これから卒業して就職する人は、「初めてだし自信ないから……」といって安い歯医者に入るべきではない。仕事は必ず覚えられる。社保完備で給料の高い所に自信満々で入職しろ。

わたしもそうすれば良かったよ~!!!!

 

③患者担当制はプレッシャー

わたしは自分のユニットを貰って、自分の患者をもっている。

自分の患者を他の衛生士がみることは基本的にない。

ドクターも呼ばなきゃ来ない。

自分が自分の患者の口腔内を守っていくのだ。

まじでプレッシャーなので、あやしい所があったらすぐに院長に共有して、その事を記録しておく。院長は書いておかないとすぐに忘れる。

あと、高齢者の服薬状況の確認を忘れてはいけない。

私は忘れっぽいので、本当に気を付けている。気を付けると疲れる。

 

④体が痛い

わたしの姿勢が悪いのがいけないのだが、体は痛い。

定期的に治療院に行っている。

 

こんなもんだろうか。

トータルとしては、良かったような気がする。