週刊ゆふあや お祝い膳

水曜日

退院の前日の夕飯は豪華な「お祝い膳」だったという話を複数の経産婦から聞いたので、ワクワクしながら待っていたが、焼き鮭、卵焼き、おひたし、ふかした里芋だった。勝手に期待していたほうが悪い。健康第一だね。

赤ちゃんの沐浴の練習をした。服を脱がした時は寒くてびっくりしたのか両手を上げて泣いてたけど、足からそっとお湯につけると、目を閉じてすごく気持ちよさそうな顔をしていた。お風呂好きそうで良かった。2500g以下の小柄な体ながら、ミルクも50ml飲めるようになり、母乳も頑張って吸っている。うまく飲めなくてキレ泣きしながらも必死で吸っている所が本当に可愛い。

木曜日

朝から大雪。そして退院。私だけが。

赤ちゃんは退院するにはまだ体重が足りないとの事だ。とても寂しいけれど、病院でちゃんと管理してもらえる方が安心なので、おまかせする事にした。外はすっごく寒いしね。

入院生活は、決まった時間に栄養満点の食事が出てきて、掃除もしてくれて、サポート体勢も万全で、とても快適だったけれど、一日中かなり頻繁に人が入ってくるので、気は休まらなかった。おちおち昼寝もできないし、少し疲れてきていた所だったから、家に帰れてすごく嬉しかった。自分のベッドはフカフカしていて寝心地が良くて、夫が洗っておいてくれたシーツも気持ちよく、入ったらすぐに眠ってしまった。

夜は寿司を食べた。雪の中、夫が買ってきてくれたのだ。夢にまで見た寿司。妊娠中に生魚を食べるのは良くないと聞いて、ずっと我慢していた寿司。若干涙腺が刺激されるほどうまかった。

妊婦生活を振り返ると、とにかく体が辛いことばかりで、約1年間ひたすら耐えて、耐えて、最後は流れに身を任せるしかなかったという印象だ。身体的には苦しい日々だったけれど、近くて遠い赤ちゃんの存在は、まだ顔を見たこともないのにとても愛おしくて。また、そんな風に思う自分が不思議で、面白い日々でもあった。

赤ちゃんの人生は、今始まった所だ。そう思うとなんか凄すぎて言葉が出ないが、彼女の人生が良いものになるように、サポートできたらいいなと思う。

金曜日

赤ちゃんの授乳のため病院へ。家で搾乳、冷凍した母乳も持っていく。連れてこられた赤ちゃんは、またキレ泣きしながら10分間乳首を吸った。授乳前後で体重を測って、どれくらい飲んだかをチェックするのだが、「3ml飲んでますね」と言われてベッドからずっこけそうになる。少ね〜！！

小児科の先生によると、体重以外に気になる所見は無く、とても元気らしい。こまめに体重チェックに来てもらう必要はあるが、退院も可能との事だった。もう少し長引くかと思ったが、急遽明日退院することになったので、慌てて夫と焼肉屋にランチを食べに行く。もう気軽に焼肉ランチとかできなくなると思うと、つい。

土曜日

赤ちゃんを迎えに行く。病院を出る前にまた授乳。今日はなかなか上手に吸えている。昨日と同じように前後で体重測定をしてみると、14mlも飲めていた。すごいすごい！成長してるね！と助産師が赤ちゃんを褒めてくれた。退院のために用意した真っ白のセレモニードレスを着せたら、その瞬間に吐き戻してウケた。

という訳で、いよいよ、赤ちゃんのいる生活が始まった。家の中で赤ちゃんが泣く。でも、まだ現実感が無い。本当にこの家の中の出来事なのか！？とか思ってしまう。3時間おきの授乳。授乳後すんなり眠ることもあれば、ちっとも寝ないでグズグズしていることもある。グズグズ赤ちゃんをあやしてやっと寝たと思ったら、もう1時間後には次の授乳の時間じゃん！なんて事もあって、初日から夫婦でゲッソリしてしまった。でも、なにしろ可愛いので、ゲッソリしながら「可愛いねえ」と言い合っている。

日曜日

初めて自宅で沐浴をさせたが、なかなかうまく行かず、赤ちゃんもずっと泣いていた。病院でやったときはそんなに難しくないなあと思ったのだが、病院のベビーバスは巨大なシンクみたいなやつで、腰に無理のない高さだったし、すぐ側に着替え専用の台もあったりして、考えてみたら自宅とはかけ離れた環境だった。要練習。

赤ちゃんが「新生児微笑」をするようになって嬉しい。本人は笑っているつもりはないらしいが、笑ったように見えるのだ。ただ、それは本当に時々で、基本的には怒ったような困ったような顔をすることが多い。寝室に連れて行く度に「ここは……どこ？」みたいな顔をする。「さっきもここ来たでしょ」と言っても、不審そうに部屋をジロジロと見ている。

月曜日

病院に赤ちゃんを連れて行く。こまめに体重が増えているかチェックが必要なのだそうだ。初の赤ちゃん連れ外出ということですごくドキドキしたが、赤ちゃんは道中一切泣くことなく、病院でも新生児微笑でニヤニヤしていた。

火曜日

赤ちゃんの保険証ができた。社会に存在を認められてしまったということだ。労働、納税、労働、納税……。本当はそんなことさせたくないが……。赤ちゃんが大人になる前に、週休3日制で十分な給与が貰える、豊かな国になりますように。

週刊ゆふあや 新メンバー

水曜日

病院へ。いつもより30分早い時間しか予約が取れなかったので、眠い目を擦りながら嫌々向かう。すると、いつもより空いていて、診察がとてもスムーズだった。早起きは三文の徳ってやつを実体験したのは生まれてはじめてかもしれない。

そして、今日の検診でついに、出産日が決まった。明後日だ。急だし怖すぎ。ビビりまくって食欲も無くなった。

という訳で、私は明後日赤ちゃんを産みます。

木曜日

明日の入院のことで頭がいっぱいで、食欲もなく、前駆陣痛も腰痛も辛くて、ふさぎ込んでしまった。できる気がしない。気分転換に散歩でもできれば良かったが、動いたら明日を待たずに産まれてきちゃうかもって思うと不安で、ひたすらベッドで腹痛に耐えていたのもブルーな気分に拍車をかけた。

金曜日

入院。計画無痛分娩のため、誘発剤を飲んで陣痛が起こるのを待っていたのだが、その過程で赤ちゃんの元気がなくなってしまい、緊急帝王切開で出産した。

「このままだと危険だから、今すぐ出しましょう」

突然そう言われて、赤ちゃんが心配なのと、心の準備もできないまま今すぐ帝王切開が始まる恐怖でポロポロ泣いてしまった。数秒前までお昼ごはんのこと考えてたのにね。夫も一度帰宅していたので、泣きながら一人で同意書にサインして、あっという間にオペ室で麻酔をされ、下半身の感覚が無くなり、怖くて泣き続けていたら、私の横を助産師に抱かれた赤ちゃんが通り過ぎた。後で聞いたが、赤ちゃんはやはり元気が無かったらしく、蘇生措置を受けたそうだ。間もなく聞こえてきた赤ちゃんの泣き声は、素敵なソプラノだった。今度は安心して泣いた。素早く手術に移行し、赤ちゃんを助けてくれた病院の方々には、本当に本当に感謝している。いくらお礼を言っても言い足りないというのに、逆に「急に手術になったからびっくりしたと思うけど、あなたが手術を受けるってすぐに決断したから、この子は今元気に生きているんですよ。本当に頑張りましたね」なんて言ってくれるから、またポロポロ泣いてしまった。

という訳で、我が家の新メンバーに、小さな女の子が加わりました。ピース！

土曜日

後陣痛と傷の痛みがこんなに辛いものだとは。両足に装着された血栓予防のための器具のせいで体が全く動かせず、背中と腰も痛い。痛み止めが切れる度に悶え、何度も何度も時計を見ながら、長い夜を明かした。

朝になり、丸一日ぶりの食事。その後看護師のサポートを受け、立ち上がり、歩く練習をする。いつも通りに動かそうとしても、ちっとも動けない。無理に動かすとめちゃめちゃ痛い。もう諦めて寝ていたい。それでも必死で杖代わりの点滴ポールを掴んで立ったのは、行き先が新生児室だと言われたからだ。私が産んだらしい激カワ赤ちゃんは、ベッドですやすや眠っていた。昨日は母子共に慌ただしく処置をうけていたので、顔をちゃんと見るのはこれが初めて。まじで激カワで驚いた。

そして、初めての抱っこ。頭がハンドボールくらいしかない生き物が、腕の中でモニョモニョ動いている。下手くそな抱っこだったと思うけど、泣かずにいてくれた。心優しい赤ちゃんだね。もう保育器を出て、ミルクもよく飲み、元気だということだ。良かった〜〜〜〜。

夜、抱っこしたことを夫に電話で話す。夫も30秒くらいしか赤ちゃんを見ていないので、羨ましがっていた。早く抱っこさせてあげたいな。

日曜日

まだお腹は痛いが、昨日よりはずっと楽になっている。朝も点滴ポールをお供に歩いてラウンジまで行き、温かいお茶をゲットできた。

そして、初めての授乳。まだ何も出ないのに一生懸命吸ってくれた。吸いながら「出ないのだが〜っ」って怒り泣きしてる姿がかわいそうカワイイ。

夫がドーナツを差し入れてくれたので、大切に食べた。コロナのせいで面会禁止だから、すぐそばに来ているのに会えなくてもどかしい。夜、ビデオ通話で今日の赤ちゃんの様子などを話した。

月曜日

昨日点滴ポールを没収され、強制的にポールなしで歩けるようになった。

午後のロードショーで大好きな映画「コンスタンティン」をやっていたので、授乳の合間に見る。入院中に好きな映画を見られるとは、なんか得した気分。

これまでは新生児室で管理されていたのだが、母子同室が許されたので、リアルタイムで動く赤ちゃんの姿を夫にビデオ通話で見せることができた。楽しかったけど、通話を切った後でなんか急に寂しくなって、家に帰りたくて堪らなくなってしまう。なかなか眠れなかった。

火曜日

寝ている所を無理に起こしてしまったことをきっかけに、その後ずっと赤ちゃんがグズグズしていた。あやしたり授乳したりと奮闘するが、抱っこも授乳もまだ慣れないので、良くない体の使い方をしてしまい、首と手首がすごく痛い。このままだとあっという間に腱鞘炎になっちゃうな。気をつけないと。

母乳を出すために助産師に搾乳をしてもらったのだが、それが壁を殴りそうになるくらい痛くて、でもやらなくちゃいけなくて、歯を食いしばって耐えた。寝不足だったことも重なって、今日はかなり疲れたな。深夜帯は新生児室に預けられるので有り難い。やっと寝られる……。

週刊ゆふあや おじいさんのパン屋

水曜日

病院へ。検査が多くて疲れてしまい、帰宅してすぐに寝た。

起きると夫がミスタードーナツを買ってきてくれていた。予期せぬおやつが現れると本当に嬉しい。ヴィタメールとコラボの、ハート型のやつ。初めて見たので調べてみると、発売日は明後日らしい。なぜそれが家に？わからないが、明日の朝食が楽しみだ。

木曜日

朝食はミスタードーナツ。美味しい。本当は3個食べたい。

今日は比較的元気だったので、昼食の時間まで散歩することにした。踊り場を聞きながらあてもなく歩く。アフタートークが長い週は嬉しいし、その分余計に歩けた。

午後は甘いものが食べたくなり、家にあった材料とデリッシュキッチンのレシピでクッキーを焼いた。食べたくて作ったのに、作った当事者は入ってるバターと砂糖の量を知っているからそんなにバクバク食べられないという手作りお菓子のジレンマ。美味しく焼けたので良かった。

金曜日

行った事のないパン屋に歩いて行ってみた。家からも遠いし、特に美味しいという評判も無いので全く行く理由は無いのだが、なぜか行った。

着いてみると建物からして古いパン屋で、自動ドアが傾いていた。店内には、カラースプレーをまぶしたチョコドーナツとか、クリームとアンゼリカが挟まったコッペパンとか、今時「あえて」じゃなきゃ作らないようなパンが沢山並んでいる。作っているのは愛想の良いおじいさん。甘いパンが多いので、多分甘党のおじいさんだと思う。クリームパンとメロンパンを買って帰った。パンのギリギリ端っこまでクリームが入っていたので、甘党説が確信に変わる。味は普通。

土曜日

夫と大きな公園へ行った。

公園のベンチで、スーパーで買ったのり弁当を食べる。夫は冷たい米が嫌だと言って、サンドイッチを買っていた。私は冷や飯もそれはそれで好きだなと思って弁当を買ったんだけど、さすがに冬の屋外では冷えすぎてしまい、食べたら寒くなった。

風のない穏やかな日だったので、公園の中をしばらく歩くと体はすぐに温まる。1万歩歩いた。

夜は映画「アイアンマン2」を見た。面白い。トニーが自宅で誕生日会を開いて、アイアンマンのスーツ姿で泥酔しながら騒ぐ所がすごく良かった。自分の死期を悟って、本当は彼女と二人で静かに最後の誕生日を過ごしたかったはずなんだけど、どうしてもその事を彼女に打ち明けられなくて、どんちゃん騒ぎをするしか無かったのである。本当は繊細で不器用なんだね。

日曜日

寒くて曇ってて嫌な天気。

映画「シェイプ・オブ・ウォーター」を見た。すごく良かった。ディズニーの「美女と野獣」に疑問を抱いたことのある人に勧めたい。あと「キングスマン　ゴールデンサークル」も見返した。何度見ても面白いね。

月曜日

宣言通りソーセージパンを焼いた。上手く焼けたと思う。それにしても、パン作るの楽しいな。新しいオーブンレンジを使ってみたくて始めたんだけど、楽しいからもっとやりたい。お菓子に比べたらバターも少ししか使わないから安いし、洗い物が少ないのも良い。

夕方、夫とスーパーへ。今日の夕飯を何にするか、相談しながら買い物。こういう事は意外と珍しい。我が家は基本的に生協で一週間分の食材を適当に注文し、届いたものでやりくりするスタイルなので、「今夜何食べようか〜」なんて言いながらスーパーをウロウロすることは基本的に無いのだ。シュウマイと野菜とアイスを買って帰った。夫がマクビティビスケットを知らないと言うので食べさせたかったのだが、残念ながら売っていなかった。

火曜日

朝5時に目が覚めてしまい、一日中調子が出ず。ずっとウトウトして憂鬱な気分だった。

先日プロのカメラマンに撮ってもらった写真データが手元に届いたので、写真屋でプリントをした。アルバムも購入し、写真を収めていく。どれも素敵に撮ってもらって大満足であるが、撮影の後半に撮った写真の方が自然に笑えていて、特に気に入った。私の笑顔ってこんな感じなんだなあ、となんだか不思議な気分。

夜はグラタンを焼いて、動物映像100連発みたいなテレビを見ながら食べた。世界には賢い犬が沢山いることが分かった。

週刊ゆふあや 美味しいフカフカまん丸パン

水曜日

成城石井の弁当ってオクラ入ってるよなーと以前から思っていたが、今日行ってみたら「1日分の野菜がとれる焼きそば」というのが売っていて、そこにオクラが10本も乗っていたからさすがに驚いた。数えたから間違いない。オクラ嫌いだし買わなかったけど、例えオクラが好きだとしても一食で10本はためらうと思う。

ミスタードーナツでヴィタメールとコラボのものを1つ買って食べたらすごく美味しかった。表面が粉っぽいやつ。レジまで行列していて、並んでる間に「やっぱりチョコレートじゃなくて生クリームの気分かもしれない……」って思ったけど、エンゼルクリームの所まで取りに戻るとまた並び直しになるから、まあいっかって感じで買った。美味しくて良かった。

木曜日

朝4時に目が覚めて、それから眠れなくなってしまい最悪だった。7時にベッドから出て、白湯飲んでボーッとしてたら今度はすごく眠くなってきて、8時から12時まで再び寝た。よく眠れた。最初からそうであれ。

午後は近所の公園のベンチに座って、半分寝ながらポッドキャスト聞いて過ごした。家だったらまじで寝ちゃうけど、さすがに寒いから半分寝で済む。太陽も浴びられる。

聞いてたのは「永遠の酒盛り」っていう、女性が一人でボソボソ喋ってるポッドキャスト。面白く話そうとしない所が面白い。低いテンションのまま、急に「うちは親が左翼で……」とか「昔はお金が憎くて捨てていて……」とかボソボソ言い始めてびっくりする。昨年、スポティファイのおすすめに出てきたのをきっかけに気に入ってよく聞いている。公園で半分寝ながら聞くのにぴったりだと思う。

金曜日

欲望を開放しようと心に決め、ケーキ屋でケーキを3個買った。1つは夫にあげて、2つは自分で食べた。ショートケーキのいちごが美味しい季節だ。

土曜日

ベッドの棚に刺さっていた本を適当に取って読んで過ごした。中島らもの「今夜、すべてのバーで」という本。自身のアルコール依存症、入院体験を元にしたフィクションで、とても面白かった。「酒が旨くて飲んでいる奴はアル中にならない。酒を道具として使っている奴がアル中になる」というような事が書いてあって、なるほど確かにそうかもしれない、と思う。

夜、菓子パンしか食べたくない気分だったが、サバの干物と味噌汁とサラダを作って頑張って食べた。偉いな〜！！

私は時々、ご飯をちゃんと食べたってだけで褒めてもらってる日があります。そうやって助けられて生きている。

日曜日

洗濯物干してる時に、ベランダの床が汚いからほうきで掃こうかなと一瞬思ったけど、なんとなくやめた。出てきたそばから萎んでいくやる気でも、最初から無いほうが良いとは思わないよ。

家に豚バラあったから、夜はキムチ鍋にした。最後に餅を入れた。

その後「昔なつかしアイスクリン」っていう、クリーム色でシャリシャリしたバニラ風味のアイスを食べたんだけど、この味のアイスについて本当に懐かしさを感じるのってどの世代なんだろう。私は全く懐かしくないけどうまいから買ってる。今後世代の人がいなくなる日が来ても、ずっと売っててほしい。

月曜日

レーズンパンを焼いた。前回の失敗はインターネットを駆使して分析したので、今日はしっかりと丸く膨らんだ可愛いパンが焼けた。焼く前に卵黄を塗る工程についてどうしても「卵がもったいない……」と感じてしまい、塗らないで焼いたから見た目は白くなったけど、味は美味しい。そしてやはり、焼きたてを食べられるのが最高。

明日の朝このパン食べるの楽しみだなーと夫が何気ない感じで言ってて、嬉しかった。また焼こ。今度は惣菜パンにしようかな。ソーセージパンとか。

火曜日

今月ちっとも歩いていないので、今日は頑張って5000歩歩いた。

夜は映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」を見て過ごす。見るのは2回目。これ好きなんだ。2時間40分間名シーンばかり。前見たときも気になったんだけど、賢くて凶暴な犬が食ってるデカくて臭そうなドッグフード、1食2缶。犬ってあんなに食べんの？凄いね。

週刊ゆふあや 美味しいシワシワ歪みパン

水曜日

朝食に肉まんを食べた。くわいが入っていた。夫は、食感がシャキシャキしてキモいと言ってれんこんは食べないくせに、くわいは平気で食べる。納得がいかない。くわいの方がどう考えても食感キモくないか？

ネトフリオリジナル映画「ドントルックアップ」を見た。ブラックなコメディ風だけど、話としては「ジョーズ」的な1番怖いタイプのホラーだと思った。明らかにおかしいことが、平気で進んでいく恐怖。いくら叫んでも止められない恐怖。権力者がバカという恐怖。実際、東京はオリンピックをやったんだよな。

木曜日

直径1キロの小惑星が、今月18日に地球に最接近するというニュースを見た。衝突する恐れは無いらしいが、ドントルックアップ見た後だとめちゃ怖いな。

金曜日

体が痛くて何もできず。夫とスーパー行ってみかん買ってもらった。

テレビで「紅の豚」をやっていたので、これ面白いんだよな〜ちょっとだけ見るか〜、と思って横になったら、結局最後まで見てしまった。宮崎駿が作った映画って、どこから見ても惹き込まれるし、何度見ても面白いし、いつも不思議で仕方ない。

土曜日

夕飯に煮込みハンバーグを作ると宣言したが、結局材料が足りずに冷凍のいなり餃子を焼いた。夫は少し残念そうにしていた。今日ハンバーグだよって言われていなり餃子とかいう謎のやつが出てきたら、誰だってシュンとするよな。生協で買ったことない惣菜選ぼうと思って注文したいなり餃子、油揚げの中に餃子の具が入っているのだが、こういうの食べると、めちゃめちゃ普通の餃子食べたくなるね。普通の方がいいです。

はっさくも剝いて食べた。うまかった。

日曜日

材料を揃えて、煮込みハンバーグを作った。最近買った本のレシピで。夫がとても喜んで食べてくれたので、私も嬉しい気持ちになった。

映画「リトルシングス」を見た。1時間以上つまらないって程じゃないけど……という時間が続き、スマホ触りながら見ていたが、最後の40分で驚きの展開。こういう話は初めてだな。かなり衝撃を受けた。

前半のストーリー運び、陳腐なバディ物になりそうな雰囲気も出しつつ、その割にミステリとしてこちらに推理させる気も無い感じで、何となく違和感はあった。どんでん返しを狙ってくるんだろうな〜とは思ったけど、ラストは想像の斜め上。ビビったね。

月曜日

パン屋の変わったパンがあったので、夫と一緒に感想を述べ合いたい一心で早起きをした。パンは複雑な味がして面白かった。昨夜あまり眠れなかったこともあり、その後は再びベッドの中へ。

昼食はお好み焼き。昼食後はアンガールズのポッドキャストを聞きながら寝ないように気をつけていたが、気付いたときにはアンガールズが何を話していたのか全く記憶に無く、最悪の気分。体がだるい。寝ないように、横になったまま女神転生をして過ごす。今日は御厳(みいつ)が沢山手に入った。御厳は大事。あとハイピクシーを作った。

夕飯にハンバーグの残りを食べて、1日が終了。休みだからって酷すぎるな。こういう日は頭の中でKIRINJIの「明日こそは」が流れるよ。お疲れさまでした。

火曜日

生まれて初めてパンを作った。自分の手で家にある粉を食べ物にしたのだから、昨日よりマシな生き方と言えるだろうか。「基本の丸パン」というレシピを見たのだが、私は基本がなっていないのであまり膨らまず、出来上がったのは丸には程遠い、シワシワ歪みパンだった。でも味はちゃんとパンだし、焼きたてのパンを食べられて嬉しかった。今度はレーズンパンを作ってみたい。レーズンがかなり好きだから。

夜はなかなか寝付けずにつらかったが、先に眠った夫の寝息が漫画みたいな「スピー　スピー」だったのが面白くて、それ聞いてたら眠れた。

週刊ゆふあや 茅乃舎の野菜だし

水曜日

ずっとやろうと思っていた写真のプリントをした。

スマホで写真が撮れるようになって便利になったけど、データがあるからいつでもできると安心して、全然プリントしなくなった。データはいつか見られなくなってしまうものだと分かっているのに。もっとさかのぼってアルバムを作りたいけれど、今更もう手がつけられないくらいのデータがある。夫だけが持っているデータ、私だけが持っているデータもある。面倒だ。お金もかかる。

昔はフィルムがなくなる=プリントだったから、こまめにやれていた。

木曜日

雪が降った。最初は粉雪だったのだが、次第に雪の粒が大きくなって、道路や屋根がみるみる白くなっていくのをベランダの窓越しに見ていた。どれだけ寒いのだろうと窓を開けてみると、一瞬で鼻先が凍ったみたいに冷たくなった。今日は部屋を出ることなく過ごそうと決め、エアコンと加湿器をよーく効かせて、毛布を被って、女神転生をやって、おやつを食べて、眠くなったら昼寝をした。雪の日はこうでなくちゃ。

でも、明日はどうしても出かけなくちゃいけないな。道が凍っていないといいけど。いや、凍ってるよなどう考えても……。

金曜日

病院へ。日光のあたる場所は殆ど雪が無くなっていたが、日陰はガリガリに凍った雪が残っていて、ヒヤヒヤしながら歩いた。

ついでに本屋に寄ると、レジの女性に「セルフレジもありますから、次からご協力お願いしますね！」と言われてムカついた。ムカついたので返答せず、黙って去った。わざわざ店に来てそんな風に言われるなら、もう最初からアマゾンで買いますので……。

帰宅して買ってきた「僕ヤバ」を読んだ。泣けるな〜。「僕ヤバ」と「結婚するって本当ですか」は、これまでに無い令和のラブストーリーとして、今まさに歴史を作っている。

夕飯に鰤の照り焼きを作った。

土曜日

昼食のご飯をお粥にしてみたら、胃が安らかになってすごく良かった。

日曜日

プロのカメラマンに写真を撮ってもらった。スタジオではなく、近所の公園や、道、自宅のリビングで。すごく新鮮な体験だった。

例えば美容院みたいに、どんなイメージで、とか伝えないといけないのかなあと思いつつ、結局何も決められないまま当日を迎えてしまったのだが、杞憂。立ち位置、顔の角度はもちろん、表情や気の持ち方、コートを脱ぐか着るかまで細かく指示を出してくれる。フィルムカメラだったので出来上がりはまだ見ていないが、スマホで撮ってもらったサンプルを見たら、とても素敵な構図だった。なんでもない公園に私が立っている。それを自分でも「かわいいな」と思えた。初見の場所で、初めて会う人を相手にこういうものを作り出すというのは、本当にすごいことだ。

撮影の後、少し休んで夫と散歩に出かけた。久しぶりに1万歩歩いた。運動不足だったので嬉しい。

夕飯は頂き物の茅乃舎野菜だしを使って、アボカドのクリームパスタを作ってみた。自分が作ったとは思えないくらい美味しくて、味付けはだしを入れるだけだから作るのも簡単。

https://www.kubara.jp/sp/recipe/2673/

レシピはこれ。家に茅乃舎ある人は今夜作ったほうがいい。本当にうまい。

月曜日

曇りなので洗濯は明日にしようと思ったのだが、明日は雨らしい。なるほど〜。夫が寝る前に洗濯をして、風呂場に干してくれた。除湿機とサーキュレーターで乾かす計画。

ベッドで横になりながら女神転生やって、寝た。

火曜日

風呂場の洗濯物、バッチリ乾いていた。今の時期なら、外に干すよりパリッとしてたかも。

昼食をホットケーキと野菜スープにしてみたら新鮮で良かった。生地の中にチーズを入れて焼き、メープルシロップをかける。ベーコンかソーセージがあれば完璧だった。すごくお腹いっぱいになった。

午後は体調が優れず、ずっと寝て過ごす。冷たい雨が降っていたので、すぐに諦めもついた。

週刊ゆふあや 楽しいお正月

水曜日

夫と映画館へ「キングスマン　ファーストエージェント」を見に行く。二人とも大好きな映画シリーズで、今作では、国家に属さない諜報組織「キングスマン」発足のエピソードが語られるとのことだ。

結論から言うと、個人的には正直、見たいものは見られなかった。「キングスマン」「キングスマン　ゴールデンサークル」のようなスパイガジェットもあまり出てこないし、これまでのようなクールで癖のあるキャラクターもいない。殆ど反戦映画のようで、バトルの爽快感も薄かった。ただ、発足のエピソードを描くならそりゃそうなるよな〜と思うし、裏切られて驚いたってだけで、映画としては面白いと思う。

そんな感想を話しながら、夫とびっくりドンキーで忘年会。チーズハンバーグディッシュを食べて、キウイのジュースを飲んだ。夫はでかいビールを飲んでいた。

来年も仲良く明るく過ごしたいね。

木曜日

朝起きると、隣の人がラジオを聞きながら高圧洗浄機でベランダの掃除をしていた。冬休みって感じですごく良い。私もずっとしようと思っていた特殊な洗濯や、クリスマスの飾りの片付け等をして過ごす。

明日には紅白歌合戦をやってると思うと、なんだか不思議な気分。一年が終わる。一年って何だよ、何その勝手な区切りは、って気もするけど、とりあえずのゴールは人間にとって必要なものなのだと思う。何の区切りもないと「ただ死に向かって歩き続けるだけ」感が強すぎて怖いから。とりあえず1年頑張るぞ。その繰り返しで気を紛らわせながら死に向かう。ウー。

午後はラジオを聞いていたら眠ってしまった。夜は一人だったので、サッポロ一番塩ラーメンに野菜と肉だんご入れて食べた。

金曜日

大晦日。風の強い日だった。

近所のスーパーへ買い出しに行くと、大晦日らしく賑わっている。夕飯用の蕎麦と天ぷら、元旦のご馳走として、すき焼きの準備。春菊が300円もして驚く。その他、何から何まで高かった。きっと食べたくなるはずだからと、アイスも買う。あと焼き芋。これらは高くなかった。

買い物をしただけですごく疲れて、午後は眠ってしまう。夫が缶ビールを開ける音で目覚めると、外はもうすっかり暗くて、間もなく紅白歌合戦が始まるとの事だ。風呂に入り、年越し蕎麦をすすりながら紅白を見る。沢山寝たのにまだまだ眠たくて、ずっと頭がぼうっとしていた。スーパーの焼き芋も食べた。ネチョネチョベタベタしていて、すごく美味しかった。あーだこーだ言いながら紅白を見続けて、藤井風が終わったあたりでもう寝ることに。夫は昔から年越しを待たずに寝てしまうタイプ。私はそれが信じられなくて、年越しまでは起きているでしょ、普通！？というタイプだったのだが、最近は、起きて年越ししたからって特に良い事はないし、寝ちゃうのもいいかもって思うようになった。夫の影響。

土曜日

元旦。晴れてはいるが、空気が冷え切っている。

9時頃起きて、10時まで布団の中で過ごす。それからのそのそと這い出て、かまぼこやら伊達巻やらを切った。餅も焼いて、遅い朝食。ネタ番組を見たり、夫がやってるゲーム(女神転生の新作)をボーッと見たりして過ごす。女神転生はやったことがあるし、戦闘画面が分かりやすいので、見ていて面白い。

昼過ぎに近所の神社に初詣へ。鳥居の外までお参りの行列ができているのを見て、速攻で諦めて帰る。去年も全く同じことがあったように思う。

帰宅して、ネトフリで「浅草キッド」を見た。とてもライトな映画で、全体的に「上手だね」という感想。それなりに面白いし見苦しい所も無いが、同時に得るものもあまり無い。歴史の表面を撫でているだけで、人間を描いていないからだと思う。いい話になりすぎていてさすがにおかしいと思うし、そのせいで物語として迫力に欠ける。大泉洋の分かりやすいコメディ的な芝居と、柳楽優弥のマジっぽさは、とてもちぐはぐに感じられた。

正月に気楽に見るのにはちょうど良かったけど、私はもっとたけしの事を知りたかったな〜。

夕飯はすき焼き。美味しかった。ゴロゴロして、映画見て文句言って、美味しいもの食べて、なんていいお正月だろう。

日曜日

体が痛くて寝ていられず、朝4時に目が覚める。最悪の気分。夢の中で、昨夜TVerで見ていた有吉の壁の映像をプレイバックしていた。初夢、これか〜〜。

その後も体調が優れず、食欲もないのでずっとベッドの上で過ごした。寝てしまえば気を失って楽になるので、何度も短い睡眠をとる。

夜、夫が全身のマッサージをしてくれて、大幅に回復。体の痛みがマシになると、食欲も出てきて、雑煮やおせちの残りを食べられた。食欲があるって、すごく健康で嬉しい事だな。

月曜日

昨夜のマッサージのおかげで、いつもよりよく眠れた。頭もスッキリしていて、昨日行けなかった初詣にも行けたし、必要な買い物や、提出しなくてはいけない書類にサインするなど、細々としたことをいくつかこなす事ができた。余った時間で女神転生をやった。ちょっとブレスオブザワイルドっぽくて楽しい。

明日は仕事始めだ。

火曜日

久しぶりに歯石取り。

帰宅して、職場で貰ったもみじまんじゅうを食べた。こういう定番のお土産って、本当に美味しい。博多通りもん、マルセイバターサンド、萩の月、赤福、ちんすこうとか、全部大好き。こういうのを貰うために社会参加しているような気がしてきたよ。ディズニーランドのクランチチョコレートも最高。あれ貰うとめちゃめちゃ嬉しい。