先週末で、2か所目の実習が終わりました。
こちらでは怒られることも全然なかったので、あんまり報告することもありませんでした。
怒られることがなかったのは、わたしの能力が上がった訳ではなく、雑用ばかりやらされていたからです。
もう、掃除。
とにかく掃除のひと言につきます。
審美歯科をメインにしていることもあって、院内清掃にとても厳しく、1日じゅう掃除ばかりして過ごすことがほとんどでした。
特に、大理石の床は院長のお気に入りなので、朝から晩まで何度も磨く習慣がありました。
そのため、掃除だけを行うスタッフがいるのですが、なんだか知りませんが途中から「実習生が来る日は来なくて良い」ということにになったらしく、私が無料の掃除婦として、毎日毎日、床…床…床……。
衛生士業務を全くやらせてもらえず、床を拭く日々。
患者の対応をしている衛生士が輝いて見えました。
それを横目に床を拭いているといかにも修業時代という感じがして、ウーッ!おれもがんばって歯科衛生士になるぞ~ッ!という気持ちになったものです。
だんだん床に愛着がわいてきて、ピカピカになると嬉しかった
衛生士業務はちっとも上達しないまま、雑用のスキルはグングン上昇。
最終的には院内の在庫管理まで丸投げされるようになり、床を拭いては紙コップの数を数え、床を拭いては歯間ブラシの数を数え、一日の終わりの決め台詞は
「お忙しい所恐れ入りますッ 歯間ブラシSSサイズ、残り1箱ですッ では、お先に失礼しまーッす!」
という具合でした。
怒られないのは精神的に本当に楽でしたが、ふとした瞬間に「自分は一体何をしているんだ……?」とおもうことはしばしばでした。
突然、すべてが間違っていることに気づく
実習生はあくまで実習生であって、賃金はもらえないけれど勉強させてもらえるという立場なので、雑用スタッフではないですよね。
どんな雑用もやれと言われたら断れない立場ですが、もう少し積極的に掃除を回避して、何かを教えてもらう時間を作るべきだったかなと反省する気持ちも少しあります。
とにかくこれでわたしも、とうとう3年生に進級です。
臨床実習はまだあと半分残っているので本当に辛いですが、ここまで来たらやりきるしかないな。