ONIGAWARAをみにいった

 以前、夫がONIGAWARAのPVを私に見せてくれたことがあった。

どんな流れだったかは思い出せないが、夫の最近のお気に入りとして紹介してくれたのだと思う。

それが「シャッターチャンス’93」のPVだった。


ONIGAWARA 『シャッターチャンス’93』MUSIC VIDEO

私はフリッパーズギターが大好きなので、まず、フリッパーズギターだ! と思った。

フリッパーズギターの「カメラ!カメラ!カメラ!」のPVをまねしているから)

あと、なんで布袋のギター? と思った。

曲はすごく気に入った。すごくキャッチーで、サビのメロディがずっと頭に残った。

 

その時は深く掘り下げなかったのだが、それからしばらくたって、風呂に入ってる時にふと、この前のやつまた聞きたいな~と思った。

 

わたしは何も面白いことがなかった日などに、風呂で音楽を聞いて"なんかやった感"を得ることにしているのだが、その日もそういう感じで、防水スピーカーを持ち込み、スポティファイでONIGAWARAを再生した。


そして風呂を出ると、今まで感じたことのない爽快感があった。

頭がからっぽで、ひたすらに楽しい気分だけが残っていた。

わたしは今までこの感覚を求めて風呂で音楽を流していたのだ。

これはわたしが心の底から聞きたい音楽かもしれない……。

 

それから毎日ONIGAWARAを聞きまくった。

どの曲もサイコー。大好き。どこかで聞いたことあるような、でも全然聞いたことのないサイコー音楽のオンパレード。

特に、「抱きしめたい」「GATTEN承知の助」「欲望」「恋のメリーゴーラウンド」という曲が気に入ってリピートした。

 

ホームページを見たら近くGIGをやるらしいので、さらなるサイコー体験を求めてチケットを買った。(ライブのことをGIGというのがオフィシャル)

 

GIGの間、ずっと気分は楽しさのピークだった。

 

「人生イージーモード」というこれもだいすきな曲があって、そのなかで「人生なんて超余裕でしょ」と言うところがある。

観客200人くらいのライブハウスで「人生なんて超余裕でしょ」とうそぶくONIGAWARAは、本当にかっこよかった。BIGになってほしいです。

あと、わたしもこのくらいの気持ちを持って、毎日楽しく元気に生きていきたいなっておもう。

 

とっても楽しかったから、最後の曲だと言われた時は、本気で悲しかった。

Tシャツを買った。

終演後にONIGAWARAに話しかけたら握手してくれた。

 

帰りに会場近くのラーメン店に入ったのだが、メニューを見ると、ラーメンと点心のセットが1600円もする店だった。

いくらここが世田谷区だからといって、1600円は高いだろう。

でも、陽気になっていたので頼んでしまった。

味は普通。でもまあいいか〜と思える夜だった。