これが蘭州ラーメン。
中国でよく食べられているというラーメン。
味はすごく優しい。
泣きそうになるほど優しい味がする。
でも、塩気が足りない訳ではない。
コクがある。コクと旨味がすごくある。
牛のダシ。
なんとなく中国っぽい味がするが、キツい感じではない。
ラーメンのスープはあまり飲まないことにしているが、蘭州ラーメンのスープはつい飲んでしまう。
この店は少しだけ刻んだパクチーが入っている。
わたしはパクチーが苦手。
無いと嫌だなとおもうくらい合う。
上の赤いのはは辛い油?
でも辛くはない。
辛い油? とクエスチョンが付くくらい優しい辛さ。
麺は白くて真っ直ぐで、コシはあるけど柔らかい。
ラーメンぽくはない。
かといってうどんでもない。
蘭州ラーメンの麺としか言いようがない。
これがクセがなくておいしい。
優しいスープによく合う。
蘭州ラーメンは、なぜか食べ終わるといつも味を忘れてしまう。
美味しくて不思議で優しい味のラーメン。
その記憶だけが残る。
ふとまた食べたくなって、食べたら思い出す。あーおいしい。そうだ、こんな味だった。
その繰り返し。