週刊ゆふあや 受付で高いと叫びたかった

月曜日

先日書いた食欲が無い件、放っておくのは良くないかと思い立ち、消化器の病院へ行く。

超音波検査では異常無し。血液検査と薬を貰って7000円取られた。高え。

何でもないですよみたいな顔で支払ったが、高えなア~!!!って叫べたらどれだけスッキリするだろうと思った。どうせ払うんだから、そのぐらいしても良くない?

かねてから胃カメラをやってみたかったので、予約して帰った。辛いと聞くが本当だろうか。一応やりますか~?と聞かれて、若干エンタメ的な気持ちで予約してしまったが、マジでトラウマになったりするかもしれない。

 

火曜日

ネトフリで見た「全裸監督」がとても面白かったので、原作になった書籍「全裸監督 村西とおる伝」を購入した。

セールストークを得意とすることで有名な村西とおるだが、この本の中でも、インタビュー中にたまたま目の前にあった麦茶のグラスをセールスしてみせるシーンが出てくる。文字で読むだけでその凄さが伝わってきて、この人とは人生の中で絶対に関わりたくないなと思わせてくれた。

かなりボリュームがあるので、続きが楽しみだ。アマゾンの古本で買ったら煙草臭すぎてもう捨てたくなってんだけどね。

 

水曜日

魚を焼いてたら、魚のにおいが急に無理になって食べられなくなった。

魚はくさいという単純で忘れやすいこと。ガラス細工のように繊細で、確かにそこにある。コンビニのコーヒーを飲む君。瞬くマニキュア。もうすぐ海が見える……。

ハア、何を言ってるんでしょうね。

 

木曜日

古いパソコンを捨てるのにハードディスクのフォーマットをした。11時間かかった。

夜遅くに終わって、確認のため起動したら英語と数字の羅列みたいなのが出た。ハッカーの画面だ!と言うと、夫がハッカーの真似をしてくれた。

「報酬はダンキンドーナツでいいぜ」という決め台詞もあり、パソコン最後の思い出としては充分であった。

 

金曜日

「数学する身体」という本を読んだ。

数学する身体(新潮文庫)

数学する身体(新潮文庫)

 

使われている言葉が易しいので、特に数学の知識がなくても読むことはできる。しかし、書いてあること自体はとても難しい。

数字の話をするときに、心や身体という言葉がこんなに出てくるとは思わなかった。半分も理解できていないと思うが、初めてほんの少しだけ数学できた気がする。きっとまた読み返すと思う。

 

土曜日

梅雨がようやく明けて、久々に電車に乗って外出した。

太陽の中を歩くと、少し気持ちが晴れる。

サイドテーブルが欲しくてずっと探していたのだが、今日ようやく自分の中の条件(値段、デザイン、頑丈さの三つ)をクリアしたものを見つけた。

無いと不便だけれど、気に入るものが見つからない日々。

探すのにもうんざりしていて、IKEAで適当なものを買いそうになったこともあった。

買わなくてよかった。求め続けてよかったと思う。 

このように、人生は自分の選択を肯定することの繰り返し。不便だった日々に知らん顔をして、前を向いて歩いていく。