週刊ゆふあや いきなりステーキへの不満

月曜日

「いきなりステーキ」の看板にロケットが描いてあるのが納得いかない。

ロケットは入念な準備を何度も何度も重ねて打ち上げるものであって、決して「いきなり」飛ぶのではないから。

 

火曜日

平山夢明「DINER」ちょ〜〜面白かった!!!!!!!

ノワールではあるけど、「独白するユニバーサル横メルカトル」に比べると驚くくらいライトでポップ。誰にも感情移入できないけど、暗いロマンが充満していてわくわくした。

ちなみに、「独白する―」は通勤電車で読んでいて普通にゲロを吐きそうになった本として、脳の違う場所に深く、深く刻まれている。

 

水曜日

映画「ベスト・キッド」を見た。

コブラ会が、先に打て!強く打て!情け無用!の教えの元、「殺す!殺す!」と言いながら拳を突き出しているのが面白くてめちゃ笑った。悪の空手〜!

 

木曜日

「僕の心のヤバいやつ」を買った。二周目を読んで、ようやく掴めてきたなって感じ。新感覚の恋愛漫画ですごく面白い。僕ヤバの考察だけで二時間は飲めると思う。

 

金曜日

冷え性がひどくて、このくらいの気温になると足の冷えが気になって何も手につかなくなってしまう。湯たんぽを出した。冬嫌い‥…。

 

土曜日

イデミスギノへ行った。それなりに並んだけど、待ち時間なんて一瞬で吹き飛ぶようなケーキだった。

ケーキの好きな所は、手のひらくらいの大きさの中に全てが詰まっていること。ケーキを構成する色んなものが、綺麗にぱちりとはまっている感じがしたら、もう最高。その後にサプライズがあるとなお良い。そういう体験を探している。

あとは特有のライブ感がいいよね。ちゃんとした店に行くと、大抵持ち帰り不可のものとか、何分以内に食べなきゃダメなやつとか、そういうのがある。それは別に調子こいてるんじゃなくて、本当にそういう儚いパズルを作ってるって事なんだよ。

その後MOMATの常設で、ビリビリくるようなカッコいい絵を沢山見た。常設は爆安だから行かないと損。

たまたまやっていた「北脇昇 一粒の種に宇宙を視る」という小企画が特に良くて、何度も何度も見て回った。絵を見て自分の気持ちが動くことが何しろ面白い。自分は人間で、ちゃんと生きてるって感じがする。