週刊ゆふあや 偽ルンバ、どういうつもりなのか

水曜日

離乳食が1日3回になった。自分が3回何を食べるか考えるのも面倒なのに、のんちゃんに3回何を食べさせるかも考えなくてはならない……。ウッ……。とりあえずパウチのベビーフードを買い込む。

近所の病院に電話したつもりが、自分と縁もゆかりも無い場所の、知らん病院で予約を取ろうとしていた。途中で気付いて良かったけど、近所で予約取ったつもりになってたらヤバかったな。

呪怨 呪いの家」を見終わった。しみじみと怖かった。「呪い」なんてポップな言葉は似つかわしくない。

「事故物件なのは知ってますが、気にしないって夫婦で話し合って決めたんです」とか言って呪いの家に住み始めちゃう若い夫婦(しかも妻は妊婦……)が出てくるんだけど、自分たちは知的でマトモだと信じて疑わないその姿!その姿よ!!

 

木曜日

赤ちゃん歓迎のコンサートに行ってみた。人見知りと場所見知りがすごいので、確実に大泣きするだろうと予想していたのだが、一切泣くことなく、音楽が鳴ると膝の上に立って飛び跳ね、時々手をパチパチ叩いて盛り上げていた。のんちゃんのそういう姿を見ることは、これまでに無い新しい喜びだ。行って良かったなあ。

午後は美容院へ行く。少し色を明るくしてもらって、いい感じになった。

夜、チェンソーマンのアニメを見ていて、オープニングでいくつかの映画のワンシーンを再現していることに気が付いた。何回か見返して、5個くらい分かって嬉しかった。

 

金曜日

元気だったので、のんちゃんを連れて児童館へ。新鮮な場所で遊ばせるのはのんちゃんにとって良い事かも?と思って連れて行ってるが、何の根拠も無いので、家で遊んでても同じかもしれない。まあ、散歩には丁度いい距離。

風呂で頭を洗っている時、シャンプーが目に入った。20年くらいこんな事は無かったのではないか。久しぶりの感覚でドキドキした。そんなに痛くなかった。

夜、映画「タクシードライバー」を見る。名作と言われるものは、理屈抜きでどんどん見た方がいいって事がよく分かった。私が生まれる前の映画だけれど、この映画で描かれたものは、現代においても変わらない。自分がトラヴィスになる所も、もちろん容易に想像できる。

 

土曜日

久しぶりに逆噴射総一郎の映画レビューを読んだ。とても丁寧で、知識の豊富さも垣間見え、レビュワーとして信用に値する人物だということがよくわかる。その正体は謎が多いが、文章力からして、きっとマジに凄い人なんでしょう。

クリスマスの飾りを出した。私はクリスマスが好きだ。のんちゃんにも何か衣装を着せ、写真を撮りまくらなければいけない。

 

 

日曜日

シナぷしゅを見ているときののんちゃんは本当に静かだ。

 

月曜日

昼食に丸亀製麺のうどん弁当を食べた。全然伸びてなくて、美味しかった。

夜は映画「エノーラ・ホームズの事件簿」を見る。シャーロック・ホームズの妹エノーラを主人公に、貴族だけが政治に参加できた時代のイギリス社会や、女性が受けていた抑圧、男性に求められた男性性などを、事件と推理を交えながら描いている。とにかくエノーラがキュート。シャーロックも登場するが、彼の物語ではないので、出てくる時はひたすらお兄ちゃんしてる姿だというのが新鮮で良い。面白かった。

ネトフリってどれだけ金を持っているんだろうってよく思う。

 

火曜日

のんちゃんを連れてひと駅電車に乗り、普段は行かないベビー用品店に行ってみる。長袖のエプロンや靴下などを買った。のんちゃんは電車が嫌いで、乗せると必ず泣く。今日も往復ずっと泣いていた。偽ルンバのスイッチを入れてから出かけたのだが、帰ると床は汚いままで、偽ルンバも行方不明になっていた。

夜、みんなでマンションの下に降りて、皆既月食を見た。月が左下からじわっと欠けていた。とても眩しくて、目が疲れた。

映画「エノーラ・ホームズの事件簿2」を見る。いまひとつ。ちょっと詰め込みすぎな気がする。

エノーラがずっと侯爵を「おバカさん」って呼び続けてるのも引っかかった。いくらエノーラが素直じゃないとはいえ、バカって結構強い言葉だし、もはや侯爵の賢さは誰もが認める所なのに。字幕で見てるから、何て言葉を「おバカさん」に訳してるのかわからないけど、「変な人」とかにしたらどう?変人が自分を棚に上げて他人を変人って呼んでるのは面白いし。