ハイエナズクラブで記事を書いた

これです。

【ミステリ聖地巡礼】猟奇殺人犯「ハサミ男」の大好物はミートパイ | ハイエナズクラブ

 

記事がミステリファンのところまで届かずにインターネットの海に沈んでいったら泣いちゃうところでした。

ちゃんと届いたし、書店の絵のことに気づいてくれた人もいたのでうれしいです。

 

我孫子武丸先生が言及してくれたのには、感動のあまり吐き気がしました。インターネットは本当にすごいな。

 

 作中でわたしが一番好きなのは、ハサミ男が自宅で由紀子殺害事件を報道するワイドショーを見ているシーンです。

本当に面白い部分なので、もったいないから記事では触れませんでした。

 

あと、巡礼に行ったときに入ったソバ屋が安くておいしかったです。

 

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まいたけの天ぷらおそば

 

 またなんか書けたら良いなとおもいます。

 

実習でひっぱたかれそうになる

実習先でのことです。

 

スーパーボンドっていう歯科材料がありまして、先日初めて臨床でそれを使う場面に遭遇しました。

 

不勉強で術式が分からず、院長に指示されるままに液を出したり粉を出したりしていたんですが、こういう場面で何より困るのは、「どれがどれくらい必要か?」っていうのが分からないことなんです。

 

 

例えば、日常生活で「この量の刺身に対して醤油がどれくらい必要かな?」と迷ったとします。

でもそんなのは、足りなければ足せばいいし、多すぎて余ったとしても特におもう所なく流しに捨ててしまいますよね。

 

でもそれは、醤油が1リットル200円で買えるからなんです。

 

 

 

歯科材料というのはもう触るのが嫌になるくらい高価で、先日の記事でわたしがぶちまけた液体なんて、30mlで8000円するんです。

マジで背筋が寒くなります。

 

なので、材料の出しすぎは院長からすごく注意されます。

(雇われて来てる歯科医師は人んちの材料だから全然文句言わないけど)

 

かといって、控えめに出しすぎて足りなかったとしても、注意されます。

(歯科治療は時間との戦いみたいな所あるので)

 

 

つまり「完全に必要な量ぴったりに液体や粉を出す」スキルが求められるということですが、そんなの醤油でもできないヨ~っていつもおもいます。

 

ユーキャンに「必要な量ぴったり講座」があればいいのに。

 

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受講待ったなし

 

 

さて、話は戻ってスーパーボンドですが、指示された液体を皿に出したところ、「こんなに出さなくていいっ」と注意されました。

多かったんですね。

 

これはヤバいな~とおもいながらアシストを続け、治療終了。

すると、院長が淡々と喋り出しました。

 

 

「おしりさん」

「はい」

「スーパーボンドはすごく高いです」

「はい」

「特に液は高い」

「はい」

「これから注意してくださいね」

「はい。すみませんでした…」

 

 

やっぱり怒ってるな…。

次から気を付けよう…。

 

 

「おしりさん」

「は、はいっ」

 

 

「今のやつ、怖い先生の所だったら、ひっぱたかれますからね…。」

 

「はい……………。(ヒ~~~~~~~)」

 

 

ワーッ!今十分怖いんですが!!

 

もうこれ、裏を返せば

 

「私も本当ならお前をひっぱたきたい所だ」

 

っていうことじゃないですか。

実行を止めた院長の理性に感謝!!!

 

でも、半分ひっぱたかれたようなものですね。

 

もう本当に怖いので、歯科材料を作る会社がもっと増えて価格競争が起こってほしいなとおもいます。

歯医者に来る子供

歯医者には子供が来ます。

今の実習先には、そりゃもうワンサカ来るんですよ。

日によっては、ここは駄菓子屋か?っていうくらい来るんです。

 

 

大人のアシストに着くときは「タオルかけますね~」「奥吸いますね~」「お口ゆすいでくださいね~」の3つをロボットみたいに繰り返して体力を温存してるんですが、子供のアシストになるとそうはいきません。

 

「あっくん、おひざ立っちでおくちブクブクできるかなあ~?」

「おやおや~?ちゃんとできてるかな~ってジバニャンも見てるよ~」

 

というような、発するのに大量の生命パワーを使うセリフを吐きまくる必要があり、体力ゲージがあっという間に終わります。

 

 

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生命パワーを使い切ると言葉が上手く出てこなくなる

 

 

治療中以外にも、ドクターが処置を開始するまでのちょっとした待ち時間など、余裕があれば、おしゃべりしたり、器具を見せて慣れさせてあげたり、とにかく子供が楽しく過ごせることを目標にして色々やってみています。

 

 

これまでの感じだと、男の子は電車好きな子なら電車の靴下を履いてたり、レンジャー好きな子はレンジャーの服を着てたりすることが多いので、すごくおしゃべりしやすいです。

 

特に電車好きボーイは蓄えた電車知識を披露する場を欲しているので、「その電車なんていうの~?おねえさん知らないんだ~教えて~」と言えばバッチリだということが分かってきました。

 

逆に女の子は難しくて、キャラクターものをあんまり持っていないんですよ。

 

今のところは「洋服すごくオシャレだねー!」と褒めてみたりしているのですが、いまいち反応が良くない子も多くて悩ましいです。

 

 

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 女の子はみんなオシャレで、特に黒×ピンクの子が多い

 

 

そして先日、小学2年生の女の子が来ました。

緊張している様子だったので、リラックスさせようとおもい、話しかけました。

 

 

「今日は学校帰りなの~?」

「うん…」

「今何年生だっけ~?」

「2年…」

「そうなんだ~!九九とかやってるのかな~?」

「…?」

「まだやってない?」

「…?」

「やったかどうか忘れちゃったか~!」

「うん…」

 

全然盛り上がりません。つらい。

 

「あっ!お洋服かわいいね~!リボンがいっぱいついてるね~」

「ん…」

「髪型すてきだね~いつもお母さんがやってくれるの?」

「うん…」

「そうなんだ~…」

 

 

 洋服を褒めるやつも上手く行かず、30秒で話題がなくなりました。

どうしたらいいんだ。

ウーッ

ウーッ

 

 

 

 

「えーと…学校は楽しい?」

 

 

 

 

必死にひねり出した質問がこれです。

どういうことでしょうね。

わたしはウザいお父さんか…。

 

「どうだ、学校は楽しいか?」ってドラマでよく見る、子供との接し方が分からないお父さんが食卓で言うやつじゃん。(その後家庭崩壊する)

 

自分のコミュニケーション能力の低さは十分承知していましたが、まさかドラマのダメ親父並とは。

さすがにショックでした。

 

女児はどんな話題が嬉しいんでしょうね。

 

わたしが女児だったときのことを思い返すと、「クチバシティから波乗りすると南アメリカに着いて、そこにミュウがいる」って話を聞いたときにすごく嬉しかった記憶があります。

なお、そんなものは存在せず、ミュウは結局クラスの頭が良い男子に教えてもらったバグで出しました。

 

普通のソバ屋

チェーン店もいいけれど、せっかくなら個人経営の店を開拓していきたいとおもうのが人間だとおもいます。

 

わたしも家の近所の個人経営の店にいくつか入ってみましたが、今のところ、自信を持って人を連れていけるような良い店は見つかっていません。

 

それどころか、岩塩?っていうくらい塩辛いドリアを出す洋食店や、「うまみ」の文化がまだ到来していないラーメン屋など、かなりイケてない店ばかりなので、この町はダメだ、とあきらめムードも濃く、外食はもっぱら大戸屋です。

 

1軒だけ、こんな体験なかなかないぞというくらい猛烈にうまい肉を格安で出してくるヤバい店があるのですが、店内はめちゃくちゃに汚く、店の夫婦はずっとケンカをしており、かつ、肉以外のすべてがクソまずいです。

付け合わせの漬物までしっかりまずいので、とても悩ましい店です。

 

わたしは、ふつうに清潔感のある店で、700円くらいで、それなりにおいしいものを食べたいだけなのに。

そんなことを考えながら、大戸屋へ行く日々。

炭火焼きバジルチキンサラダ定食。

なんて退屈な響きなのでしょうか。

 

 

しかし!

今日ついに、普通のソバ屋を開拓することに成功したのです。

 

いかにもソバ屋らしい外観と、店内の適度な清潔感、せいろ600円の文字、けんかしていない店員。

すべての普通さに涙があふれそうでした。

 

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この普通さに感動

 

味も、それなりにおいしかったです。

そりゃあ、これで特別おいしければ最高ですが、この町においては「まずくない」それだけでとても価値の高いものなのです。

ましてやそれなりにおいしいのだから、不満などあるわけがありません。

 

普通、最高…。

 

ほくほくして帰ろうとしたところで、これが出てきました。

 

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ホットコーヒー

 

そば、のち、ホットコーヒー。

なんとなく、「なるほどね」と独り言を言いました。

 

 

歯科材料をぶちまけて怒られる

その日は調子が良くて、自分なりによく動けてるなって感じだったんです。

 

CRのアシストも完璧だし、バキュームも積極的だし、「今日何日だっけ…」ってつぶやいた患者に「30日ですッ」ってすかさず答えたし。

 

あんまり好調だから、指導係のAさん(歯科衛生士)もわたしの成長ぶりに驚いているだろうな~とおもって気分も明るくなりました。

 

 

指導係のAさんは日ごろからわたしの初心者ぶりにイラついている様子があるんですよ。

確かに、わたしがAさんの立場で1年間初心者の面倒を見続けなければいけないとしたら、正直言って結構嫌だなっておもいます。

面倒だし、疲れるし、良いことないでしょ。

 

なので、イラつかれていてもしょうがないし別に良いんだけど、お互いにとって何も良いことがない状態だなとはおもっていて。

 

今のところ努めてその雰囲気に気が付かないふりをして萎縮しないようにしていますが、いつか無理になってびくびくしながら働くようになってしまうかもしれないし。

 

とにかく、わたしがちゃんとできるようになれば全部丸く収まることですから、早く成長したいとおもっています。

 

 

 

ハイハイ、立派ですね~。

という訳で、この後ヒドい失敗をやらかして、クソ怒られます。

 

 

 

それがもう運悪く、そのAさんのアシストについている時だったんです。

 

Aさんが「シール」と呼ばれる作業をやっていました。

 

筆に液をつけて、その筆を今度は粉につけると、液と粉が混ざって、筆の先でスライムみたいな材料が出来上がります。

それを患歯にペタペタくつけて、かぶせ物が出来上がるまでの仮のフタにするのです。

 

混ぜる作業は専用の小さなパレットに粉と液を出してやるんですが、作業中に液が足りなくなったんですよ。

OK~☆アシスト任せろ~☆

 

ということで液の補充をすることになりました。

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液体はこういう容器に入っていたんですが

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フタに気づかず

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こっちを開けて

f:id:oshirigenki:20151105102434j:plainドーン!!!

 

 

 

もう、ドチャクソ怒られましたね。

 

 

わたしがさっきどうやって開けていたか見ていなかったんですかッ

ボンヤリ見ているだけだから、こうなるんですよッ

大体こんな小さいパレットに、そんな大きな口のビンから液体を移すなんて、おかしいでしょうが~~ッッ!!!

 

ハイ…すいません…すいません…うぇ…

 

 

 

わたしにとって、歯科医院にあるほぼすべてのものが、初めて見るものです。

なので、見たもの全部「ああ、これはこういう物なんだな~」とおもってしまう状態で、今回の件も「注ぎ口でかいけどこういうやつなんだろうな~」と考えてしまいました。

言われてみると確かにおかしいですよね。ウウ。

 

これについてはもう、3日間くらい大反省しました。

液体の残量がわずかだったので、そこが救いです…。

 

 

そして、歯科材料ってすごく高価なので、院長にも損害を出したことをお詫びしました。

 

報告したときの 院長の第一声が、「失敗は誰にでもあります」だったことで、なんだかすごく救われたような、さらに申し訳なさが込み上げてくるような気分になりました。

 

でもやっぱり、怒られた後だったのでそうやって許してもらえることは嬉しかったです。

 

 

その後、Aさんにクソだめ人間のレッテルを貼られ、明らかにAさんが間違っているんだけどな~っていうことをわたしのせいにされるやつもありましたが、致し方ないということで乗り切りました。

(家に帰ってからめちゃくちゃむかついたけど…!)

 

無職らしく

無職なのに、なんだか10月は忙しかったです。

 

もちろん、いくら忙しくてもお金は手に入りません。

なぜなら無職だからです。

 

そしてまた一度もジムに行かず、無の3500円を失いました。

冷や汗が止まらんですね。

 

 

臨床実習をやっていても学校の授業はあるので、そっちで課題が出たり、テストがあったりするとなんだかもう色々無理になります。

 

 

でも、昨日までにそれも一旦全部片付いて、今日は久しぶりにこころのタスクリストが真っ白になりました。

マンモスうれPとはこのこと。

 

 

とはいえ、できるだけ財布におだやかに、欲望を抑えて生きていくことが求められている状態です。

 

ここは無職らしく、入場無料の植物園に行くことにしました。

 

 

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咲いている花がゼロだったので葉を撮った

 

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原っぱ

 

お昼は、近くのセブンイレブンでおにぎりを買って、原っぱのベンチで食べました。

ソーセージに春巻きの皮を巻き付けて揚げた、なんだかよくわからないけど嬉しくなっちゃうかんじのやつも買って、充実しました。

 

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無料の野良ねこオプション

 

 

近くにこれまた入場無料の美術館があって、区民の作品展をやっていました。

もちろん見ます。無職も無料も現実だからです。

 

 

こう書くとばかにしてる感じに思われるかもしれないんですけど、素人が一生懸命描いた絵というのはたまらないものがありますね。

 

風景画とか静物画とか、正直すごくヘタクソなんだけど、本当に全力で上手に、しかも写実的に描こうとしているのが伝わってくる。

見ると心臓の端っこをつねられたみたいにこころがキュっとします。

自分もこうやって頑張らなくてはいけないな、とおもいました。

 

絵の上手い人がこなれた感じで崩して描いている絵もいくつかあったけど、そういうのは退屈でした。

 

3500円あったらスーパー銭湯に行けた

昨日は2ヶ月ぶりにジムに行きました。

 

先月、一度も行っていない無のジム代3500円が口座から消えるという悲しく厳しい出来事を経験し、二度とあのようなことは起こしてはいけないと固く心に誓ったためです。

 

歌手か漫画家になりたいと夢見ていた子供の頃、OLから無職になった上、何もしていないのに3500円取られる悲惨な未来が待っているなんて想像できたでしょうか。

 

涙が止まりません。

無情とはこのこと。

 

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入会時に張り切って買ったかわいい靴

 

 

元々、ジムは嫌なことだらけなんですよ。

だから足も重くなるわけです。

 

なにしろ、日焼けした二重瞼の男(インストラクター)が真っ白な歯を見せて微笑んでくることが嫌です。

 

放っておいてくれれば良いのに、すれ違う度に「こんにちは~!」「お疲れさまで~す!」って声かけてきますからね。

 

「明るく楽しく元気に運動☺」って書いてある看板を背負ったようなあの感じが何だかキツくて、卑屈レベルもかなり上がります。

ホーンデッドマンションの係員と取り換えてほしい。

 

あと、風呂がクソです。

あんまり文章にしたくないくらいクソです。

 

とりあえず、この2ヶ月間、ジムの前を通るたびになんとなく責められているような気分になってアーってなってたやつはなくなるとおもうので、頑張って行って良かったです。

体調も良い!