4月の記録

アンパンマンミュージアムへ……

子供の2歳の誕生日プレゼントとして、アンパンマンミュージアムへ連れて行った。

パン工場アンパンマン号など、実際にアニメでよく見るものが現実の大きさになっていて面白い。アンパンマン号の中にはボタンが100個くらいついていて、子供たちが一心不乱に押しまくっていた。子供にとって「自由に何度でも押していいボタン」ってかなり価値のあるものなんだろう。っていうか子供って、大人が1回で飽きるような事でも、平気で30回も40回も繰り返すからすごいよな〜。(白目をむきながら)

有料ゾーンと無料ゾーンを行き来するのに一度外に出なければならないのが面倒なんだけど、何度か外に出る→また入るを繰り返していたおかげで、帰る時も「帰るということ」に気付かれず、すんなり出口を出られた。いい仕組みなのかもしれない。前にアソボーノに行った時は、帰りたくなくて出口で叫び暴れたので……。

この日の朝、のんちゃんに5:30に起こされてたのもあって、本当にクタクタでやばかったし、はっきり言って大人が楽しめる要素は何も無いし、元気とお金は思ってた倍くらい吸われていったけど、のんちゃんが楽しそうだったのでオーケーです。子供の笑顔のために生きる。

 

どんぐり

のんちゃんが拾ってきたどんぐりの先端で頬を刺してきてマジギレしてしまった。どんぐりの先ってめちゃ尖ってるんだよ。各自拾って見てもらえれば、私が悪くない事はわかってもらえるはず……。うう……。

 

失礼、なのか?

ニュースでバスケットボールの試合の映像が流れていて、それを見たのんちゃんが「ボールあそびしてる!」と言ったのでウケた。確かにボールあそびだ。ボールあそびで沢山のお金が動いてるってだけ。何も間違っていないけれど、やっぱり失礼では?という気もする。

 

家族旅行に行こう!

のんちゃんが生まれてから初めて、旅行に行くことに決めた。イヤイヤ期の上、いまだ夜泣きもたしなむ子供を連れて旅行をするのはチャレンジングではあるが、もう、私が旅行に、というか、ここではないどこかに行きたくて行きたくて仕方ないのだ。毎日毎日仕事とのんちゃんの世話だけで過ぎていく日々の中、休んでも回復しない体が、何も考えられない頭が、心が、もう破裂しそう。

本当は海外へ行きたいが、子供のパスポートとるのも大変だし、長いフライトは不安なので、とりあえず国内旅行にした。もう宿も飛行機もとってある。あとは風邪をひかないことを祈るばかり……。

 

自分の事を書きたいんだ

子供の事ばかり書いてしまうが、本当は以前のように自分の話を書きたいと思っている。何かをした話でなくても、些細な自分の考えや意見を。でも、いつも子供がひっついてお喋りしているから、考えた事は全て子供の声で上書きされて、そのまま忘れてしまう。これから何とかひねり出して自分が考えた事を書く練習をする。今は一人で電車の中だから、できるはず。

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本気で集中したい時や、本気で疲れている時に、猫シcorp.の「ショップ@ヘルシンキ」というアルバムを聞く事が多い。これを聞くと、自分が死んでショッピングモールの幽霊になったみたいに思える。誰も自分を見ていないような、全部がどうでもよくなるようなその感覚が、頭を少しクリアにするし、癒しにもなる。

それは実際のショッピングモールにいても起こる事で、つまるところ、ショッピングモールは虚しく、寂しい場所だと感じる。でも決してネガティヴなイメージではなく、巨大な立体絵画みたいな、まるで誰かの作品の中にいるみたいな感覚と言ったら伝わるだろうか。ショッピングモールの中にいる時、自分の意志で来ているのにも関わらず、私はそこに自分の人生を感じないし、それが面白いと思う。ショッピングモールが好きだ。

tofubeatsの曲でも「shoppingmall」というのがあって、それも私が思うのと同じ雰囲気の歌詞とメロディだなと思う。結構皆同じ感覚でショッピングモールにいるのかもという気もするし、平日お昼のテレビを見ると、まさかそんな事は無さそうだという気もする。

 

見た映画

①屋根裏の殺人鬼フリッツホンカ

フリッツ・ホンカは、どこにでもいるような、暗くて気弱で不器用な男。アル中なので、毎日毎晩、外でも家でもアルコール度数40度のシュナップスをしこたま飲む。酔うと体に溜め込んでいる不満、苛立ち、暴力性が顔を出し、バーでひっかけたホームレス同然のアル中女性を家に連れ込んでは、そんな女性としか関係を持てない自分への怒りを相手にぶつけ、特に何の計画も無く衝動的に殺してしまう。吐きながらその遺体を解体するが、本当に計画が無さすぎるので、とりあえず自宅に遺体を置きっ放しにしている。

これが実話だっていうんだからすげー。フィクションの不快さとは一線を画す、本物の最悪さ。本物の最悪っていうのは、特に何の意味も、ドラマも無いものなのだろう。

それを伝えるためなのか、ホンカの日常には特に何も起こらない。ただ淡々と、同じ最悪が塗り重ねられていくだけである。ホラー的な演出も一切無いので、見ている時の感覚としては、もはや「けいおん!」とかが近い。出てくる人間全部クソの「けいおん!」だ。大きい声では言えないが、私はかなり、好きな映画……。

 

オッペンハイマー

職場の友人と3人、IMAXで見た。「オッペンハイマー見に行こうよ」って言ってくれる友達最高すぎんか?

登場人物がとても多く、テンポも早い。大戦中と戦後とさらにその後というざっくり3つの時系列が入り乱れる。専門用語が飛び交い、状況説明も無い。話は難しくないはずなのに、全然理解が追いつかなかった。ノーランの事だから、わざとそうしているのだろうけど……。どういう意図なんだろう?

オッピーことオッペンハイマーがどういう人なのかは何も知らなかったが、この映画で見る限り、オッピーは性格も女癖も悪く、世渡りが下手で子供っぽい。結局、公に自らの業も罪も認める事なく、「想定の10倍人が死んじゃった……えっ……えっ……どうしよ……俺、悪いことした?しちゃったよね?」って、心の中で慌ててるだけ。

原爆投下された側からすると、もっと悪人である方がまだ救いがあるというか、本当におがくずの人形みたいな奴だなと思ってしまった。人間らしいと言えば人間らしいけど。

実験シーンの緊張感はものすごく、かなり迫力がある。あと、キリアン・マーフィのどアップシーンが結構あって、「こんなにデカい人間初めて見た!」って思えて面白いのでIMAXはおすすめ。ノーラン映画はちゃんとIMAXで見よう!

一人めちゃカッコいい人いて、調べたら「キル・ユア・ダーリン」のデイン・デハーンだった。

 

③インフィニティ・プール

「犯罪を犯しても、警察に大金を払えば自分のクローン人間を作ってくれて、そいつが代わりに罪を償ってくれる」という国に旅行に行って、人生が狂っていく男の物語。

「罪を償うその姿は必ず見なければいけない」「殺人罪は過失でも絶対に死刑」「処刑は殺された被害者の息子が担当する」「処刑にはナイフを使用」など、法律がやけに野蛮。

警察署内にクローン代を下ろす用のATMがポツンとあったり、裸で赤茶色い液体に浸かるとクローンが出来上がる謎システムとか、冷静になるとリアリティがあるんだか無いんだかって感じだが、遠い異国の地で、わけもわからないまま暴力警官に「ここではこういうルールだから」って言われた時の恐怖、おかしいと分かっていても従ってしまう人間の弱さよ。私も金でクローンを買ってしまうだろう。

アメリカからやってきた富裕層が、この制度を使って島で暴挙を繰り返す姿は実に胸くそ悪く、特にミア・ゴスの生意気さはたまらない。好きだ〜。ミア・ゴス。

劇中に出てくる不気味な仮面のデザインも最高。面白かった。

 

④カード・カウンター

面白い!!!

主人公はギャンブラーなので、カジノでブラックジャックやポーカーをしているシーンが続くのだが、全然ギャンブル映画ではないというのが凄い。なぜギャンブル映画ではないのかというと、ずっとつまらなそうにギャンブルしているから。

大勝ちしないよう気をつけながら、各地のカジノを渡り歩く。時々なら刺激的だろうカジノも、彼にとってはただの日常であり、そこにカタルシスは無い。きらきらと光るネオンが虚しい。

昼も夜も無いカジノのテーブルで、毎日作業のように少額勝ち、モーテルの部屋でうなされながら眠る。のっぺりとした時間の経過がとても良く表現されていてゾッとした。未来を考える事をやめた人間にだけできる事だ。

モーテルで見る過去の夢。その映像がとにかくすごい。説明できないが、あれ、どうやって作っているのだろうか。今年見た中ではかなり印象深い映画だった。

 

⑤マーベルズ

それぞれのシーケンスは愉快なのだが、MCUの一部として考えると雑すぎて不安になる。それでも、愉快な部分もあるというだけで「アントマン クアントマニア」を見たときより気分は良かったが……。いや、でも……なあ?

私の中で去年のワースト映画は「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」に決まってたけど、これももし劇場で2000円払って見てたらもっとキレてたと思うし、ワースト争いに参加させてた。

MCUの世代交代は進んでいるんだかいないんだか、よく分からないのにはずっとイライラしてるな。ニック・フューリーとキャロル・ダンバースは宇宙で戦争を起こしすぎだし、さすがにもう引退しなさいよ。スクラル人には適当な星を早くあげなさい。

カマラ・カーンは超キュート大好き頑張ってね♡

 

ロキ、良すぎ

MCUのドラマ「ロキ」のシーズン2を全部見た。すごく良かった。もはやMCU版「SHERLOCK」じゃん。おじさんヒロイン大好き!

旧共産圏を思わせるデザインは見ていてずっと楽しいし、キー・ホイ・クァンが出てくると場面が少し明るくなって、ワクワクした。榎木津礼二郎が出てきた時みたいな。

トムヒ会いたいな〜。東京も来るなら、コミコン行こうかな。

 

夏が来る

そろそろサンダル履きたいから、足だけセルフネイルした。ラメがざくざくギラギラのが欲しくて、エレガンスの「レンズゴーストロゼ」っていうのを買ってみたら、超〜良い。理想のラメ。ほんのりピンクなのも可愛い。塗りムラも気にしなくていいし、すぐ乾くし、太陽の光を集めてめちゃかわパワーに変換する。良いぜ……。

 

ゴールデンウィーク

ゴールデンウィークだ!