週刊ゆふあや 一汁一菜

水曜日

ジェームズ・ガンがDCスタジオの共同CEOになったというニュースを見る。MCUでいうケビン・ファイギの位置だとすると、ジェームズ・ガン主導で、DCも改めてユニバースを作っていくってことになる。楽しみすぎ……。

 

木曜日

昼の離乳食で、オートミールにホワイトソースとブロッコリーを入れたものを出したら、すごく素直にパクパク食べた。いつもはスプーンを出しても「私は用事があるので……」みたいな顔で指をしゃぶって無視してくるのに。いつもこうなら楽なんだけどな。

午後、フードコートにおやつを食べに行く。抹茶味の今川焼きを買って食べた。

夜はネトフリのドラマ「ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋」を見た。MCUドラマを見ないといけないからそろそろディズニープラスに行きたいのに、こういう面白いやつを追加されると困る!ありがとう!ラブ!

 

金曜日

夜泣きによって、昨夜も私の精神と歯根が、ミシミシと音を立てた。

ほぼ一日ワンオペで、のんちゃんと二人きりで過ごす。夕方頃、かまってほしくてずっと泣いていて、思わず「ママだってつまらないんだよ。つまらないけど泣かないように頑張ってるんだよ……」と言葉がこぼれる。そして自分の言葉を反芻し、ああ、そうなんだ、私はつまらないけど泣かないように頑張ってるんだ……と思った。

寝かしつけた後、夫に薦められてちょこちょこ見ていたネトフリアニメ「サイバーパンク エッジランナーズ」の残りを一気見した。まず思い出したのは、「ナイトメア・アリー」の「Mister, I was born for it (ミスター、それが私の宿命です)」という台詞。主人公デイヴィッドの宿命が決まった瞬間。それはきっと、あの街で生まれた時なのだろう。そう思うと、ウッ……。

 

土曜日

よく眠れたことと、気温が高かったこと、のんちゃんの機嫌がずっと良かったことにより、とても元気に過ごせた。

のんちゃんを連れて公園に行き、ベンチでぼんやりしていたら、目の前で子供が自転車に乗れるようになった。本人より母親が興奮していた。

帰宅して、ネトフリドラマ版「呪怨 呪いの家」を見る。

貞子も伽椰子もキャラクター化しすぎてギャグになってるし、そもそも「呪怨」はそこまで怖くなかったというのもあって、久々にJホラーでも見てみるか〜とほんの軽い気持ちで再生してしまった。結果、めちゃ怖いし、不快度高めだし、若干後悔した。

90年代、私が子供の頃だが、その時の日本の空気を思い出すと、それだけで少し暗い気持ちになるくらい、日本は混沌としていた。「呪怨 呪いの家」は、その嫌な空気感をとてもよく表現している。最悪で凄い。

 

日曜日

夜泣きで消耗。

風呂でのんちゃんのためにポニョの歌を歌ってたら平手打ちされた。

 

月曜日

みんなで近所のお洒落なレストランに行ったら定休日。天気が良かったので、スーパーでサンドイッチ等を買って、公園で食べることにした。自然光の下だと写真が綺麗に撮れて良い。

夜、日本橋に映画を見に行く。

その前にずっと行きたかったeaseというケーキ屋のイートインで食べまくろうと思ってたんだけど、ラストオーダーの時間を過ぎていて食べられなかった。ケーキを食べまくる時間を考慮して出てきていたので、近くで適当にラーメン食べて、その後上映時間までずっとスタバのトールサイズで粘ることになった。悲しい。

見たのは「ナショナル・シアター・ライブ フランケンシュタイン」で、イギリスで大ヒットした舞台をそのまま映像化したもの。映画のような派手なアクションや演出がない分、自然と「演技を見る」という事に集中したのが新鮮。表情のアップも見られて、面白かった。時々画面の水平がとれていない所があって、そこは結構気持ち悪かった。

日本橋の道路はタクシーだらけだ。

 

火曜日

のんちゃんがよく遊んでいるリモコンのおもちゃから、一度も聞いたことのない音楽(マザーグース「ゆかいな牧場」)が鳴ったので驚いた。のんちゃんが触っていたので、どこをどうしたのか全くわからないが、多分隠しコマンドだと思う。検索するとサジェストにも「隠しコマンド」と出てくるが、それらしい記事は無く、詳細は不明。自分でも色々な方法でボタンを押してみたけれど、どうやっても鳴らなかった。

のんちゃんと一日過ごすとそれだけで疲労困憊なので、最近の夕飯は味噌汁とおかず一品しか作れない。毎晩、土井善晴の「一汁一菜でよいという提案」という本のタイトルを思い出して、よし!今日も提案するぞ!という気持ちで食卓を準備する。その本は本屋で表紙を見たことがあるだけで、中身は読んではいないけれど、タイトルだけで力をくれる素晴らしい本だ。