3月の記録

のんちゃん

もちゃもちゃ喋る。もちゃもちゃ走る。ほっぺにチューしてくれる。「ママだいすきちゃん♡」って言ってくれる。顔が私に似ている。

かわいい。本当にかわいい。かわいすぎ。何なんだこの生き物は!?!?って毎日感動する。ずっとこのままの姿で存在しててくれって思う一方、早く成人してくれとも思う。自分の時間が無さすぎて狂いそうになる時があるから。

最近寂しかったのは、「シナぷしゅ」を卒業した事。早いなあ。

ムカつくのは、イヤイヤ期のせいなのか、毎日自転車の乗車拒否をする事。

好きな遊びは、私と交互に積み木を積み上げていく事。土台をしっかり作るとかなり高くできるので、単純ながらも面白い。

 

みんななかよく

シングルベッドを2つ繋げて子供と寝ている。最初はそれぞれのベッドで眠っているのだが、決まって明け方になると子供がむくりと起き上がり、私が寝ている布団に入ってきたがる。静かにしているのなら構わないのだが、子供は山賊のごとき横柄さで、私の体を蹴ってベッドの端に追いやり、私の枕を奪ってベッドの真ん中で大の字になり、背中をトントンするように要求までしてくるからたまらない。

本当に本当に嫌なので、子供が布団に入りたがっても断固として断る。子供は泣くが、断り続ける。君には君の布団があるのだからとキレ気味に説明する。

ある晩、いつも通りに子供の要求を突っぱねると、「みんななかよく!!」と言ってきた。2歳児に言われると、なんだかすごく重たい。結局私はベッドの端で細くなって寝た。

 

見た映画

①ボーはおそれている(2回目)

ストーリーを全て知った上で見ると、新たに分かった事が増えたような気になる。ところが、しばらく考えていると、そんな気になっているだけで実際の所は何も分かっていない事が判明してウケる。何度も考察しようとするが、要素と要素が繋がりそうで、繋がらない。出口の無い迷路の中であれこれ考えている自分の姿が見える。

やっぱりこの映画は、「ボーになる」ことが重要で、それ以外の見方はできないようになっているのかもしれない。3回目を見るのなら、何も考えずにただあの不条理な3時間を体験しよう。それが一番楽しいはずだ。

 

アメリカン・フィクション

洗練されたコメディで、全部のギャグが面白い。でも、「アメリカにおける、白人による黒人へのイメージの押し付けにはもうウンザリ」問題と、家族間のいざこざパートがほぼリンクしていないように見えて、最終的にはちょっとボンヤリした印象になってしまった。

アメリカの出版形態って特殊だな。エージェントとか、ブックフェアとか。思い返すと、作者が集まった読者の前で自著の音読をするシーンって、映画でよく見る。

 

③アーガイル

キングスマン」「キック・アス」で有名なマシュー・ボーンの新作。久しぶりに純粋な癒やしのコメディを見た。「スリー・ビルボード」や「ジョジョ・ラビット」でのサム・ロックウェルの素晴らしさを思い出すと、正直すごい無駄遣いしてるみたいにも見えたね。

裏に何の皮肉もない、社会情勢とも関係ない、ひたすらあり得ない展開が続き、派手で、笑える。なんていうか、残暑に一瞬吹く涼風のような映画……。人生にはこういうのを見る日が絶対に必要だ。賞レースに関わることも無ければ、特に歴史に深く刻まれることもない娯楽映画をつくる人たちに、マジ感謝フォーエバー。

一つだけ気になったのは、ブライス・ダラス・ハワードが衣装チェンジする展開で、ゴールドのドレスを着た事!話の流れ的に、絶対緑の学生服でしょ!あれは良くないよ!

私はコメディのスパイに触れると、マジのスパイを感じたくて仕方なくなってしまうので、帰りに本屋で「キム・フィルビー かくも親密な裏切り」というスパイのノンフィクション本を買って帰った。毎週「スパイファミリー」を読んだ後も「裏切りのサーカス」を見たくてたまらなくなる。

 

④チック、チック...ブーン!(2回目)

2回目の方が面白いな。

全部わかってる状態で見ると、30歳のジョナサンが「これから5年間、またウェイターをしながらミュージカルを書く生活しろってか!そんなの耐えられない!」と言う所、かなりウ〜〜ってなる。

「Sunday」が良い曲すぎ。日曜日の激混みダイナーを、バイト視点で歌った曲。「愚か者たちが座ってる 家で食べればいいのに」。

 

⑤デッドデッド・デーモンズ・デデデデ・デストラクション(前編)

エモの塊。

「グラグラした世界で生きる子供の日常」って、もうそれだけで泣けてしまう。現実に謎の円盤はやって来ないだろうけど、世界がグラグラしている事には変わりないから。

震災もあったし、コロナもあった。北朝鮮はミサイルを撃ってくる。そういう世界に、私は子供を生んだのだ。恨まれたとしても受け入れるが、完全に安定した世界など、これまでもこれからも存在しない。門出とおんたんのように、グラグラした世界の中でも、守りたい日常や、守りたい人を作る事。それが人間の生き方であり、人生の意味のひとつのような気がする。

原作を読んでいないから、この先の事は何も知らない。ハッピーエンドを願う……。

 

「MAXXXINE」まだ?

アメリカの公開日が7月5日に決まったが、日本公開はいつになるのか。早く〜〜〜〜〜〜。

 

子供に飛行機を見せる

保育園の帰り道、飛んでいる飛行機を見つけると子供が喜んで、ひこうきだねえ、のりたいねえ、と言うので、飛行機を見せてあげようと思った。

とはいえ、空港に行ったら本当の本当に乗りたくなってしまうので(私が)、飛行機の展示をしている公園へ行った。旅客機よりも戦闘機系のやつとか、飛行機の始祖みたいなのとか渋めの展示だったせいか、そんなに喜んで無かった。

映像展示も別料金でチケット買ったんだけど、「有人気球での成層圏観光サービスの開始を目指すエンジニア」のドキュメンタリー作品(30分)で、のんちゃんが耐えられず無意味に「パパ!ママ!パパ!ママ!」とお喋りし始めたので途中退席。

昼食のランチプレートについてたポテトとリンゴジュース、あと公園内のドッグランは気に入ったようで、それなりに楽しんでいた。

 

入曽

その際、電車で埼玉県の入曽という駅を通過したのだが、入曽が全然田舎でない事に驚いた。

入曽といえば、ceroというバンドの曲で「入曽」というのがあり、その歌詞の中で「誰も渡らない信号機が赤になって青になってまた赤になる」とか、「ここから東京まで行くのはshort trip」とか言うので、ものすごいド田舎の話だと思っていた。駅から駅の話なら、池袋まで1時間かからないような所じゃん……。え〜……。

 

DVDレンタル

最近ブルーレイプレーヤーを買ったので、これで配信に無い映画を見られるじゃん!と思い、10年ぶりくらいにレンタルをした。

ロマン・ポランスキーの「テナント」という映画が見たかったのだが店に無く、ベネ様主演のBBCドラマ「ホーキング」と、よく聞いてるポッドキャストで度々名前があがる「屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ」を借りた。

久々にレンタルDVDを再生したら、本編の前に長々と関連作の広告が入っていて、猛烈に懐かしい気持ちに。そういえば入ってたな〜!!しかもチャプター形式では飛ばせなくて、じりじり早送りするしか無いんだよ。

10代の頃、「2001年宇宙の旅」とか、「気狂いピエロ」とか、「俺達に明日は無い」とか、背伸びした映画ばかり借りてたな……。なぜ……と思いつつ、若いからこそ頑張って古典を見られるんだよなあという気もする。

 

近所に

ようやくまともに使えそうなカフェができた!ばんざい!