カメラがほしいような気がする

まず、先日ハイエナズクラブで記事を書いたので興味あれば見てください。

hyenasclubs.org

カメラを買うかどうか悩んでいる。

これは先日のバースデーライブで撮ったメロディ。最高かわいい。メロディ大好き。

これは自分なりに頑張って良く撮れたなーっていう写真で、CanonG7Xっていうコンデジで撮った。

軽くて、操作が簡単。

Canon デジタルカメラ PowerShot G7 X MarkII 光学4.2倍ズーム 1.0型センサー PSG7X MarkII

 

ピューロに通い始めた当初はこんな写真ばっかりだった。

なんていうか、「ピューロに行った記録」って感じの写真だと思う。

なんかこうじゃなくて、メロディは本当にかわいいんだ～！　って主張するような写真が撮りたいなとおもっていた。

同じパレードでも、最近はこんな感じ。

撮影ポジションに気を遣うことが主ではあるけれど、良くなっていると思う。

これだけ撮れればコンデジで満足かな～という気持ちになる。

しかし、ピューロの中は元々暗くて、パレード中は特に暗いのですごくぶれる。明るいタイミングを狙わないと、全く撮れないのだ。

先ほどの写真のような、フロートに乗って仲間たちがやってくるシーンは明るいので、気付けばそのシーンの写真ばかりになってしまっている。

そして、最近さらに欲が出てきた。

これを撮りたいのだ。

このシリーズは、ワゴンで宙に吊られた状態で歌うイルミネーションショーで、現在はマイメロディの「いちご　いちえ」というタイトルのものが公演している。

めちゃかわぴゅあぴゅあ100000ボルトなのであと100回は見たいし、1000枚は写真を撮りたい。

ワゴンは客席のセンターポジションから15～20メートルくらい先だろうか。

はっきり言って、このカメラでは全く撮れない。

ズーム機能で撮るとこんな感じ。

なんか、ボヤボヤだし、全然かわいく撮れない。

これは、フェアリーランドシアターの「ちっちゃな英雄」のカーテンコールで撮った。

バースデーライブは別のシアターだったけど、たまたま前方の列だったから撮れたのだと思う。

これは後方列からで、全然上手く行かなかった。

カメラ全く分からないので技術の問題もあるかもしれないが、イルミネーションショーや、シアターでの撮影を考えると、一眼が必要に思えてきた。

・望遠レンズ込で予算10万円

・暗い所に強い

・軽い（ミラーレス）

条件としてはこんな感じだろうか。

ちなみに、今日ビックカメラに行って、ピューロで使うカメラどれがいいか教えて！　って店員さんに言ったらこれを勧められた。

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-T100ダブルズームレンズキット ブラック X-T100WZLK-B

その人が撮ったディズニーの夜間パレード の写真（めちゃくちゃ綺麗）を見せてもらいながら説明を聞いて、本気でやるなら予算倍にしないといけないけど、10万以内ならこれだね、と言われた。

私は10万円だって半ばヤケクソみたいな気分にならないと出せないし、言ってしまうとピューロが好きなだけで、写真が好きな訳ではないのだ。

ピューロ以外に一眼を使う場面が思いつかない。

しかも持ったらコンデジの30倍は重かった。

一眼持ってて良かったな～ってことありますか？

あと、おすすめのカメラ知ってる人教えて下さい。

プレミアムと年パスのデザインについて

今日はこれの中身の話をします。

このファンシーケースの中にこつこつためているのはこれ。

サンリオショップの「プレミアム」だ。

サンリオショップで買い物をすると、袋の端に小さなプレゼントを貼り付けてくれる。

このプレゼントを「プレミアム」と呼ぶ。

www.sanrio.co.jp

私はこのサンリオ文化が大好きなので、服も日用品も家具も大体ネット通販だが、サンリオグッズだけはネットショップでチェックして、実店舗に買いに行く。

今のお気に入りはこれ。

寝ているマイメロディのシールが貼られたベッド。

はっきり言って使い道もなく意味不明なのだが、この不明さが良い。

どんなに少額の買い物でもプレミアムはもらえるので、チープさにも納得である。

これも気に入っている。

右側の棒を回すとカチカチと音がするもの。

意味不明である。

これはマグネット。

地味に実用的なのだが、使うことはない。

紙1枚が精一杯という感じの作りだということもあるし、プレミアムはこのタグがついたままの状態がプレミアムであるような気がするから。

プレミアムは在庫があれば好きなキャラクターを選ぶことができるので、まずマイメロディを選び、同じプレミアムの期間内にまた買い物をした場合や、在庫切れの場合などはシナモン→リトルツインスターズ→キティの順に選ぶことにしている。

ビニール素材の顔。

今までのものに比べて、さらに真の無という感じがする。

今年のハロウィンのプレミアム。

出遅れたので優先順位4位のキティだ。

でも、ハロウィンそんなに好きじゃないので良い。

もっと言うと、もらうと嬉しいプレミアムだが、別に集めている訳ではないのでどうでも良い。

左は去年のクリスマス。シール。

右は今年のクリスマス。プラスチックの板。おそらくスノードームの形なのだと思う。

サンリオショップの袋には、「small gift big smile」と書いてある。

直訳で「小さなギフト、大きな笑顔」である。

わたしはグッズを買って、プレミアムを選ぶ瞬間がとても好きだ。

使い道のない意味不明のものばかりだけど、家に帰ってサンリオからの小さなギフトを眺めていると、ニコニコしてしまう。

袋に書かれた通りのことが、自分に起こる。サンリオの魔法。

余談だが、ピューロランドの年パスのデザインがすごい。

マイメロディのイラストを背景に、実写のマイメロディがいて、右側は青バックの証明写真。

見てるとくらくらする。

サンリオクオリティ。愛しています。

今日もミラクルギフトパレードがすべてを教えてくれる

今日のベストショット。

かわいいフェスティバル「いちご」のポーズ。

今日はサンリオピューロランドに行った。

何度行ってもこの入り口を見るとわくわくする。

ピューロランドに行くときは、京王線を使う。

京王線は、駅の中からピューロランドが始まるのだ。

圧巻なのが駅の天井にあるステンドグラス。

これは改札の外にあるので小田急線を使っても見ることができる。

私は気がついたらサンリオのまじのおたくになっていた。

はっきりとしたきっかけは自分でも分からない。

おたくらしく、シーズンごとにピューロランドに通っているのだが、ピューロランドに来る目的の8割は、「ミラクルギフトパレード」を見るためである。

いちご王国からやってきた仲間たち（ハローキティ等）が、祭り（かわいいフェスティバル）をするために集まる。

その会場に人生に絶望した「闇の女王3姉妹」が現れ、彼らから光を奪おうとするが、「かわいいハート」「おもいやりハート」「なかよくハート」の「スリーハーツ」を持って生きることの大切さを説き、女王の中の光を取り戻す。

というストーリーで、短い時間の中に、人生において大切なメッセージがたくさん詰まっている。

ハローキティは争いを好まないリーダーだ。

争いが起こりそうなときには、極めて穏やかに、可愛らしくそれを治める。

人を見かけで判断せず、すべての人と仲良くなれると信じているし、それを実行する。

わたしはこのハローキティの姿勢が大好きで、このパレードが大好きで、いつも感動して泣いてしまう。

最近は風呂でパレードの音声だけを聞いているのだが、全ての曲の歌詞が良いので、風呂でも泣いてしまう。

少し抜粋すると、こんな感じ。

ひとりじゃ きっとつまらない
仲良しが ほら合い言葉さ
だれでもすぐに 笑いあう なかよく

ーTHE WORLD OF DREAM

　いつまでも友だちだと
　いつだって伝えたいよ

　この森で出会えたこと
　いつまでも忘れないで

ーMIRACLE GIFT

うっ……うっ……う～～～

染みるな……

サンリオのメッセージは一貫している。

これはメルヘンシアターで上演している「KAWAII KABUKI」という歌舞伎をテーマにしたショーのステージだが、このショーでもハローキティは「みんな仲良く」のメッセージを発信する。

ミッキーマウスが存在するだけで周囲を引きつける天性のスターなら、ハローキティはその人格によって友人に慕われるリーダーであると感じる。

ハロウィンのパレードは、「ロック」がテーマだった。

メインの曲が猛烈にダサくて、それが良い～って感じだった。

シナモンのベストショット。

ロックシンガーらしいポーズで撮れたので。

夕方にイルミネーションを点灯するショーがあり、とても綺麗になる。

「サンリオキャラクターボートライド」はイッツアスモールワールドみたいなアトラクション。

ハロウィンバージョンだと聞き行ってみたが、世界観が全く調和しないピエロのパネルが置いてあるだけだった。

サンリオクオリティ。こういうショボさもサンリオの大きな特徴で、私はそれを愛しています。

あと、夕方からやるマジのハロウィンバージョンは、本気の怖いやつです。

真っ暗な中、ピエロの格好の人間が脅かしてくる。

キティちゃんのお城の中もこの調子です。

根本的な話になるけど、ハロウィンだからピエロって悪趣味すぎないか？

お城では、通常のドレスを着たキティちゃんではなくて、ヨシキのキティでした。

ロック的なポーズをしている。

これは1日の終わりを締めくくるショー「ミラクリュージョン」

キティとダニエルのカップルだけが出るショーで、わいわい盛り上がるという感じではなく、すごく厳かな雰囲気があって良い。

寄り添って歩くふたりの姿は、すてきだなって思う。

ピューロランド内にある、大好きな壁画。

早くここに行って、ここで暮らしたいっていつも思う。

暗くなってからのゲートも、とても綺麗。

これを取るときはいつも少し寂しいけれど、うれしい気持ちで胸がいっぱいで帰る。

年パス買ったので、今年は通いまくります。

1人でハーモニーランドに行った

ハーモニーランドとは、大分県にあるサンリオのテーマパークである。

www.harmonyland.jp

ここではあまり言っていなかったかもしれないが、私はサンリオが大好きで、大好きで、大好きなのである。

かなり本気で好きなので、うまく話せないから、書かなかったようなところもある。

サンリオはテーマパークを持っている。

多摩市にあるサンリオピューロランドが有名だ。

私も、ここ最近は定期的にピューロランドに通っている。

決して広くはないが、夢と愛とノスタルジーが詰まった最高の空間で、何度行っても出る頃には喜びで胸がいっぱいになる場所である。

特に、現在公演中の「ミラクルギフトパレード」は人生において大切なことをすべて教えてくれる、すべての人類に見てほしいパレードだ。

話がそれたが、日本にはもう一カ所、サンリオのテーマパークがあるのを知っているだろうか。

それがハーモニーランドである。大分県にある。

大分の、聞いたこともない名前の駅から、さらに路線バスに乗って行かなくてはならない場所だ。

関東在住のため、かなりハードルが高い。

多摩に行くのとは全く話が違うのだ。

行ってみたい気持ちは心の隅にずっとあったが、踏み出せずにいた。

しかし今回、特にきっかけはなく、なんとなく行こうかなという気持ちになったので、1人で行ってきた。

着いた。

ここに来るまでの道のりは、先人達のブログを熟読してなんとか上手く行った。

行きも帰りも、駅からのバスの本数がかなり少ない。

連休で臨時のバスが出ていたので、開園と同時に入場できた。

（通常だと、開園時間に合わせたバスが無いのである。まじか？という感じだが、本当にそうなのである。）

まずはスケジュールをチェック。

メインのパレードである、「パレードパラレル」まで2時間以上あったので、園内を散策することにした。

パレードパラレルをやるのはこの円形ステージ。

開園と同時にポジションを取っている人もいた。

ピューロではおなじみの光景だが、ハーモニーランドはかなりすいているので、そんなに一生懸命しなくても大丈夫だと思う。

この日は連休の最終日だったので、中日になるともっと人がいるのかもしれないが。

実際、場所取りは30分前でもそこそこ見れた。

絶対に最前列が良いという場合を除けば、適当で良いと思う。

ステージも円形なので、適当でもピューロと比べてかなり見やすい。

園内。

広大な敷地に、ほとんど人がいない。

ハーモニーランドは山の中にあるので、園内の高低差がすごい。

いたるところに階段やエスカレーターがある。

階段のそばにあったレリーフ。

サンリオの理念は「世界中みんな仲良く」だが、こういう邪気ゼロの絵を見ていると、本当に、みんなと仲良くしようって思う。

心が洗われる。

なんとなく全体を把握しようと思い、観覧車に乗った。

把握するもなにも、思った通り周り全部山だった。

園内を見下ろす。

山だ～。

景品が全部サンリオグッズのゲーセン。

「ゲームプラザ」の名前が渋い。

これが懐かしかった。

子供の時、ポケモンのこれをガラスに貼ってたな。

パレードパラレルに備え、フードコートで食事をした。

ルーと米が別パックの、合理性を極めたカレー。

どレトルトだが、40度近い猛暑日だったので、全てがどうでもよかった。おいし。

待ちに待ったパレードパラレル開始。

ここでしかやっていないパレードなので、目に焼き付けなければ。

下にも降りてきてくれる。

今回のベストショット。

マイメロがこっちを見ている。

シナモンのお耳はパタパタ動く。

かわいい。

パレードパラレルはかなり良くて、来たかいがあったなーと思った。

ストーリーとかはそんなに無いけど、とにかくテンポよく華やかなシーンが続く感じで、全く飽きなかった。

あと、途中でロック調の曲が入るのが笑えた。

その曲のシーンではキャラクターにもがっつり振り付けがあって、キキララもマイメロも結構激しいダンスをしていたので興奮があった。

次のショーまでの時間、1人アトラクションに乗って過ごす。

これは背後にキティちゃんがついてる人力コースター。

敷地が広大で高低差がすごいので、移動のために機関車型のコースターが用意されている。

これはサンリオキャラクターボートライドというアトラクション。

ディズニーランドのイッツアスモールワールドみたいなもので、船に乗ってかわいい世界を眺めるやつ。

同じものがピューロランドにもある。

キティちゃんからパーティーの招待状が届くシーンから始まるんだけど、ピューロではダイナソアーズに招待状出してなかったような気がする。

気のせい？

ピューロにダイナソアーズいるっけ？

識者がいたら教えてください。

それ以外は大きく変わりない。

そうこうしているうちに、最後のショー「おばけ音頭だDORORONRON」が始まった。

浴衣の衣装がかわいい。

シナモンは背が低いので、大人の事情で必ず頭に何かが乗っている。

しかし、並ぶと頭の上のものには目がいかないので、本当に小さくかわいく見える。

このショーは子供たちが参加して踊る部分がかなり多くて、プロの演技を楽しみにしている私からするとあまり楽しくなかったが、みんなが楽しかったのなら良かった。

ショーの後、グリーティングの時間もある。

ピューロのように何時にどこで誰のグリーティングというようなスケジュールは無くて、最後のショーの後に出演キャラがまとめてグリーティングするシステムだった。

人が少ないので、これも大満喫。

「一村一品」という謎のキャッチコピーがついたおみやげ店でパレードパラレルのグッズ等を購入した。

パレードパラレルのグッズはハーモニーランドに来た者しか手にすることができないので、かなりレアだと思う。

あと、東京のサンリオショップでは売り切れてしまった少し古いシリーズのグッズもまだ残っていたりして、興味深かった。

 帰りはまたバスで最寄り駅に戻り、ここで空港行きのバスを待った。予定通りに来ないので、30分は待ったと思う。

 知らない町の知らない道路で1人バスを待つこと程不安なことは無い。スーパーの前にいる犬の気持ちがよく分かる。

ハーモニーランドは、サンリオが大好きで大好きで大好きならば、一度は体験するといいかもしれない。

山に囲まれ、良くも悪くも逃げ場がないので、一日中サンリオに溺れることができる。

山中にサンリオキャラクターがひしめく異様な空間はファン必見である。

ピューロはショーがメインだが、ハーモニーランドはアトラクションがメインになるので、かなり子供向けの施設ではある。

あと、ピューロはずっとショーがあるので忙しいが、ハーモニーランドでは割と暇だった。

パレードパラレルは素晴らしかった。

誰にでも勧められる場所ではないが、私は行って良かったと思った。

夜間営業日だと、夜のパレードが見られるとのことで、やや興味がある。

行きつく先

1年前くらいだと思う。

病院で漢方薬を出された。

ツムラの漢方で、2.5gの顆粒。

味はひたすらに苦く、不味く、アホの最悪のクソクソのクソ、味の終点、悪の粉である。

毎回、飲みたくなくてウジウジとするのも疲れる。

頑張って飲んだら嫌な気分になる。

やってられるかと思い、すぐに飲むのをやめた。

そして、2週間くらい前だろうか、飲み残した大量の漢方薬を見つけた。

その瞬間、ふと「苦いから、何なんだ？」と思った。

苦いから、何なんだ？

いや本当に、苦いから、何なんだ？？？

適当に口に水を入れて、その上に粉を入れて飲んだ。

変わらず苦かったが、だから何なんだろうか。

別に我慢できた。というか、我慢というレベルでもなかった。どうでもよかった。

この感じで行きつく所まで行った人が、スカイダイビング等の危険なスポーツをするのだろうか。

「怖いけど、だから何だ～？」と思ってヒョイと飛んだら全部どうでもよくて楽しいのかもしれない。

私は、死や痛みの可能性が伴う場合は話が別だと思うので、漢方薬止まりだな。

木2

木を植え替えた。

鉢を大きくしたら木も大きくなるのでは？　という話になったので、やってみた。

土は嫌なので、元々入っていた「セラミス」という土じゃないけどいけるやつを買い足した。

横浜植木 セラミスグラニュー 1.25L (500g)

水はいつも適当。

セラミスが水を蓄えていてくれるらしいから、週に1回、木曜日だけ水をやっている。

木だから、分かりやすいように木曜日にした。

ついでに栄養剤も購入。

SERAMIS セラミス 室内観葉植物用液体肥料 200mL 室内園芸 室内ガーデニング 観葉植物

 これはまだ1回しかやってないから効果は不明。

かわいいから名前をつけようとしたんだけど、全然しっくりくる名前が浮かばず、ずっと「木」と呼んでいる。

どうでもいい団子

生きていると、時としてどうでもいいものを食べたりする。

昨年の夏、近所の商店街でショボショボの祭りをやっていた。

ショボショボもいいところで、子供ですら楽しくないのでは？　というレベルだった。

ケータイショップがビニールプールにうまい棒を入れて、子供に釣り竿で釣らせていた。ひどいゲームだ。

屋台も片手で数えて余る程しか無かった。

屋台と言っても、スーパーの前に並べられた長机に、どっかの家のホットプレートが乗っていたりするようなやつだ。

なんだか批判しているようだが、私はこの祭りを「悪くないな」と思ったのだった。

近所の人が作った、近所の人のための祭りである。

それぞれの家や店が、無理のない範囲でできることをしてる感じ。

子供はつまらないかもしれないが、どっかの家のホットプレートで焼きそばを焼くおじさんはちょっと楽しそうだし、優しい雰囲気の、ぬるくていい感じのショボさだった。

長机の一角で、団子を売っていた。

「団子買うか～」

全く食べたくなかったが、なんだか買わないと損な気がした。

団子を買うことで、祭りに参加したかったのかもしれない。

白い団子に、みたらしでもない、ただの醤油が塗られていた。

妙に歯切れの良い、固い団子だった。

「なんか固いね」

「どうでもいい味がする」

「どうでもいい味で、おなかがいっぱいになる」

「まあ、団子だね」

「団子だ」

「団子だ」

そして近頃暑くなり、ふとその時の話になった。

どうでもいい団子食べたよね、と。

あのちょいマズの団子のことを思い出したらなんだか笑えた。

どうでもいい団子だったが、こうして夏の思い出として翌年も語られるのだから、立派な団子である。

1年経ってから、食べてよかったと思えた。