2時間400円、爆安カラオケ

通っている病院のそばに、2時間400円の爆安カラオケがある。

この400円にはソフトドリンク1杯の金額が含まれているので、室料はほぼ無料だ。

だから、3時間やってもほぼ400円かもしれない。

なぜこんなに安いのかといえば、平日の昼間限定の金額だからなのだが、それにしても安いだろう。

現在、これが通院のストレスを和らげる存在となっている。

 

わたしが通う病院はかなり流行っていて、待ち時間がすさまじい。

初診時には、診察室に入るまで2時間、会計待ちで2時間、合計4時間かかったことを忘れない。

まじでやることがなく、読書にも飽き、今更キャンディークラッシュに課金しそうになった。

皆感覚がマヒしているのか静かに待っているけれど、ちょっと異常だとおもう。

 

最近は朝イチに予約を入れるという技を覚えた。

そして、予約の30分前には行って受付をしておくと、1番目か2番目には呼ばれて、会計もスムーズ。診察から会計まで大体30分で終わるので、合計1時間ですむ。

それでも1時間かかるのか~とはおもう。予約ってなんだろう。意味あるのか? せっかくの休日なのに、早起きして眠い。

しかし、前に通っていた家から近くてガラガラの所から転院してるという事情もあるので、我慢するよりしょうがないのだ。

 

このモヤモヤしたあれこれを吹き飛ばすために、病院から爆安カラオケに行く。

爆安カラオケは狂っているので、朝8時からやっている。

診察が終わってすぐに行っても全く問題ない。爆安カラオケは待っている。

 

そこで大体2時間、好きな歌を歌って過ごすと、休日を病院に費やした感が薄れる。

言い忘れたが、わたしはそもそもカラオケが好きなので。

 

でも、爆安カラオケの本質はカラオケそのものでなく、やはり会計の時にある。

2時間もやるとお腹が減るし、少しの疲労感と、満足感がある。

ふ~やれやれ、随分遊んだナ、と伝票を持っていくと、「ハイ、400円です」と言われるのだ。

何度行っても心の中で「400円!?!?」と毎回新鮮なリアクションができる。安い。爆安だ。

 

この平日昼間の恩恵にあやかろうとする人々はやはりいて、ジョイサウンドMAX2の部屋はとれないことが多い。

みんな一体何時から何を歌ってるんだろうって想像すると笑ってしまう。

自分も平日の朝にカラオケに来てる謎な人であることは同じなんだけど。

私は川本真琴とか歌ってるよ~。