週刊ゆふあや 2個食べた

木曜日

ゴッドファーザー」の続きを見た。ハードボイルドを想像していたが、実際は、一人の健全な青年が静かに狂っていく姿を描いた、ホラーに近い物語だった。

愛する家族を守りたいというありふれた欲求が、だんだんと青年の顔つきを変えていく。最後にはもう何も見ていないような空虚な目で、仲間に仲間を殺させ、妻には平気で嘘をつく。彼はもう元には戻れない。この先長い人生を、なりたくもなかったマフィアのボスとして生きていくのだ。悲しく、恐ろしい映画だった。2と3も見たい。

 

金曜日

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」を見た。昔々、ハリウッドでこんな事があってね……という、おとぎ話である。これもすごく面白かった。

主役を張れなくなった俳優は、新人スターにぶちのめされる悪役として出演するのが、その頃のハリウッドではお決まりの転落コース。ディカプリオ演じる落ち目の俳優も悪役として起用されるが、いじけて酒に溺れ、セリフもろくに頭に入っていないというダメっぷり。それでも自分を鼓舞しまくって、なんとか必死でやり遂げた後、監督に手放しで演技を褒められて、ポロポロ泣いてしまう。このシーンはマジでもらい泣きした。

シャロン・テート事件」を知らないと何をやっているのか全く意味が分からないので、ウィキペディアを読んでから見たほうが良いと思う。

 

土曜日

 昨年、植物がアブラムシとハダニにやられてしまった。

今年は対策のため、通気性を保つよう剪定をして、殺虫成分入りのハイポネックスを定期的に撒き、こまめに葉水をやっている。葉水にはホームセンターで買った100円の霧吹きを使っていたのだが、押すたびにスプレー部分がクルクル回ったり、少しでも角度をつけると水が出なかったり、使い勝手が悪い。別に全然ダメって訳ではないが、こういう小さなストレスが私を葉水から遠ざけ、害虫が忍び寄るので、思い切って1300円もする高え〜霧吹きを買った。

 「プロスプレイヤー」というのだが、最大の特徴は、ホースの先端に重りがついていることで、逆さにしてもスプレーできる点である。つまり、害虫がつきやすい葉の裏側も、楽々濡らせる。葉水をやるのが楽しくなり、植物も元気。いい買い物だったかな。

 

日曜日

これを書いているのは翌週水曜日の午前11時である。今週は日記を全く書いていなかった。日曜日がどんな日だったのか思い出せないし、どうせ仕事をして疲れて寝ただけなので書くこともなかっただろう。朝から良い天気だったことは覚えている。

 

月曜日

月曜日はどんな日だったか。

確か、職場にディズニーランドのおみやげのクランチチョコがあって、旨すぎて2個食べた。

 

火曜日

昨日のことなのでそれなりに覚えている。

仕事の帰りに疲労回復アイテムを求めてコンビニに寄った。2週続けて「とらとらうまうまバー」を買っているのでアイスは良くないと思い、イノセントという会社のオレンジジュースを買ってみた。果肉が沢山入っていておいしいし、ご褒美感も高くて満足した。

あとは何をしたかな。踊り場を聞いて、ジョジョの6部を少し読んだ。ジェイルハウスロック戦。主人公の徐倫が物語の中で精神的に成長していく所が、1~5と決定的に違う。最初は愛に飢えた寂しがりの女の子、自己愛の塊みたいな奴だったのに、気付けば家族を救うために命懸けの戦いに挑んでいるのだから感心する。