週間ゆふあや ディズニーランドのジレンマ

月曜日

一日中小説を書いていた。短編の賞に出すやつ。もう大枠は完成していて、細かい修整をしている。しかし、何度も何度も何度も何度も繰り返し読みまくっているから、面白いのかどうか、もう解らない。気が狂う。

 

火曜日

夫の知人の方々と会う。

かねてから大ファンだったこともあり、めちゃ緊張した。とても優しくしてもらって、嬉しい楽しい日。

 

水曜日

人生初の胃カメラ。結論から言うと、辛くはなかったが、逆流性食道炎と診断された。

ベッドに寝て、鎮静剤を打たれる。温かい液体が血管を通ってくる感じがして、それが肩のあたりに来たくらいまでしか記憶がない。コロッと眠ってしまったらしい。途中、嗚咽する夢を見たような気もするが、気づいたら知らない部屋のベッドで寝ていた。しっかりマスクをつけられていたのにはウケた。

軽度の逆流性食道炎の診断を受け、胃酸を減らす薬を貰う。

仕事を辞める半年くらい前から、午後になると吐き気がするのが気になっていた。辞めて少ししてから、食事が苦痛に感じるようになって、頑張って食べるんだけど残してしまう事も多い。精神的なものかと思っていたけれど、身体的にも原因があったのだな。わかって良かった。

鎮静剤の効果がすごくて、帰宅してからアホみたいに寝た。いくらでも眠れて気持ちよかった。

 

木曜日

小説の細かい修整や読書。

逆流性食道炎の薬を一日三回せっせと飲む。

前の職場の事を思い出して道端で頭を抱えそうになる事があるのだが、それ程嫌だったんだなと自分で驚く。これは意外と、離れないと解らない。

楽しい気持ちになると決まって発作のようにそれが起こり、一気に悲しくなってしまう。

無視していた負担、体調不良、あと自分の欲望。バラバラになっていたから無自覚だっただけで、今はそのひとつひとつを並べて確認しては苦しむ日々だ。いつかやらなければいけないことだったと思う。毎日心が晴れない。

 

金曜日

薬を飲んでいるおかげか、胃の調子が良くなってきた気がする。

毎朝のコーヒーも胃に負担が大きいらしく、しばらく辞めることにした。

あ〜〜〜。コーヒー大好きなんだよな〜〜〜。

 

土曜日

都会に行くのはずっと我慢していたのだが、髪の毛がボサボサになってしまったので散髪へ。カラーも変えて、かわいくなったと思う。

不満なのは夫が自主的に新しい髪型を褒めてくれないことだが、去年胸まであった髪を肩まで切った時でさえ何も言わなかったので、もう諦めている。というか、なるべくムカつかないために自分から「ほら見て!かわいいね〜」と言って「うん」と言わせて終わりにしているのだ。メチャクチャ虚しい〜。虚しいけど、当たり前のように髪型を褒めることができるタイプの男は全然好きになれないのである。

私がずっと抱えている「ディズニーランドが嫌いな男が好きだけど、やっぱりディズニーランドでイチャイチャしたい」という恋愛ジレンマ。死ぬまで満たされない病。

週刊ゆふあや 受付で高いと叫びたかった

月曜日

先日書いた食欲が無い件、放っておくのは良くないかと思い立ち、消化器の病院へ行く。

超音波検査では異常無し。血液検査と薬を貰って7000円取られた。高え。

何でもないですよみたいな顔で支払ったが、高えなア~!!!って叫べたらどれだけスッキリするだろうと思った。どうせ払うんだから、そのぐらいしても良くない?

かねてから胃カメラをやってみたかったので、予約して帰った。辛いと聞くが本当だろうか。一応やりますか~?と聞かれて、若干エンタメ的な気持ちで予約してしまったが、マジでトラウマになったりするかもしれない。

 

火曜日

ネトフリで見た「全裸監督」がとても面白かったので、原作になった書籍「全裸監督 村西とおる伝」を購入した。

セールストークを得意とすることで有名な村西とおるだが、この本の中でも、インタビュー中にたまたま目の前にあった麦茶のグラスをセールスしてみせるシーンが出てくる。文字で読むだけでその凄さが伝わってきて、この人とは人生の中で絶対に関わりたくないなと思わせてくれた。

かなりボリュームがあるので、続きが楽しみだ。アマゾンの古本で買ったら煙草臭すぎてもう捨てたくなってんだけどね。

 

水曜日

魚を焼いてたら、魚のにおいが急に無理になって食べられなくなった。

魚はくさいという単純で忘れやすいこと。ガラス細工のように繊細で、確かにそこにある。コンビニのコーヒーを飲む君。瞬くマニキュア。もうすぐ海が見える……。

ハア、何を言ってるんでしょうね。

 

木曜日

古いパソコンを捨てるのにハードディスクのフォーマットをした。11時間かかった。

夜遅くに終わって、確認のため起動したら英語と数字の羅列みたいなのが出た。ハッカーの画面だ!と言うと、夫がハッカーの真似をしてくれた。

「報酬はダンキンドーナツでいいぜ」という決め台詞もあり、パソコン最後の思い出としては充分であった。

 

金曜日

「数学する身体」という本を読んだ。

数学する身体(新潮文庫)

数学する身体(新潮文庫)

 

使われている言葉が易しいので、特に数学の知識がなくても読むことはできる。しかし、書いてあること自体はとても難しい。

数字の話をするときに、心や身体という言葉がこんなに出てくるとは思わなかった。半分も理解できていないと思うが、初めてほんの少しだけ数学できた気がする。きっとまた読み返すと思う。

 

土曜日

梅雨がようやく明けて、久々に電車に乗って外出した。

太陽の中を歩くと、少し気持ちが晴れる。

サイドテーブルが欲しくてずっと探していたのだが、今日ようやく自分の中の条件(値段、デザイン、頑丈さの三つ)をクリアしたものを見つけた。

無いと不便だけれど、気に入るものが見つからない日々。

探すのにもうんざりしていて、IKEAで適当なものを買いそうになったこともあった。

買わなくてよかった。求め続けてよかったと思う。 

このように、人生は自分の選択を肯定することの繰り返し。不便だった日々に知らん顔をして、前を向いて歩いていく。

 

週刊ゆふあや ルパン三世のような人生

月曜日

昨日ホットクックでカレーを沢山作ったので、夕飯にまたそれを食べた。

ホットクックはとても便利で重宝しているのだが、温め直しにすごく時間がかかる。30分くらいかな。待っている間に私も夫も空腹の限界を迎えてしまい、ソワソワと台所とリビングを行ったり来たりした。

梨泰院クラスという韓国ドラマを少し見た。

 

火曜日

本屋で東野圭吾の短編集を買った。

短編を書きたいので、構成の勉強になるかなと思って。

1話が3万字くらいだと思う。ちゃんと考えながら読むと、事件の発生から解決の中に必ず小さな驚きがあって、とても洗練されていることが解る。

先週書いたやつを全部ボツにした。

夕飯はまたカレー。料理の本を見ながらマカロニサラダと漬物も作った。

 

水曜日

笑ってコラえてを見ていたら、所ジョージがコーナーの前口上みたいなのをしながら、眼鏡の下に指を入れて目をかいた。

顔がアップになってるのに。

とても驚いたのと同時に、なんか感動した。

 

木曜日

昼食にカレーうどんを作り、カレーは無くなった。

「環境と心理」がかっこいいので何度か繰り返して聞いた。

 

金曜日

ミュージックステーションを見ていたのだが、今流行っている「香水」という曲、なんかすごかった。素朴すぎて新鮮。真似したくなる感じあるよね。

今飲み会でちょっと酔ったら絶対歌っちゃうと思う。

 

土曜日

すごい湿気。梅雨がまだ終わらない。うんざりする。

岡村靖幸が出るというので、SONGSという番組を見た。

「僕みたいにルパン三世のような人生だと……」と言っている場面があって、一瞬意味がわからなかった。

ふと、もしかして麻薬で何度も捕まってることを"ルパン三世"って言ってるのか?と気付いてかなり笑ってしまった。面白い人だな。

「少年サタデー」がすごく好きなので、ライブ映像を見られて嬉しかった。

 

楽しいこと「掃除機の努力」嫌なこと「空腹」

先週の”週刊ゆふあや”はひっそりと休んだ。

代わりに、最近の楽しいことと嫌なことをひとつづつ書く。

 

楽しいこと

最近気付いたのだが、ダイニングチェアの脚の幅が、正面・背面は広く、側面は狭い。我が家のロボット掃除機は、サイズ的に広い方は通れるが、狭い方は通れない。

広い方から椅子の下に入り込み、狭い方から出ようとして、脚にガツガツとぶつかる様子を何度も見た。3回くらいぶつかってからやっと方向転換をするのだが、なぜか真後ろを向くので、またぶつかる。

「え~ん、なんで~><」と言っている声が聞こえるようだ。とてもかわいい。

しばらく眺めてから椅子をどけてやると、何事も無かったかのようにスーっとどこかへ行ってしまう。

 

カーペットを乗り越えるのも、いつも反動をつけて一生懸命登っている。苦労して登ったのだからそのままカーペットの上を終えてしまうのが効率的だと思うが、登った瞬間に平気で降りてしまう。

ロボットは苦労を厭わない。見ていると楽しい。

 

嫌なこと

こういう事を言うと、メンタルの状態が良くないのではないかと思われそうだ。あらかじめ、私はいたって元気であると言っておく。

私は20代後半になってから、食事がそれほど好きではなくなった。

単純に胃腸の機能が低下したのだろうか。あまり量も食べられない。

あと、自分が食べそうな食べ物には完全に飽きているというのもあると思う。

 

一人では外食も好んではしない。どんなに作るのが面倒な日でも、家でカップ麺を食べたいと思ってしまう。

外食は量が多いし、結局自分が食べそうなやつが出てきてしまうのが嫌だ。自分で自分が食べそうにないものを注文するというのは、意外と難しい。元気が無いとできない。

大人しく家で食べることに決めた日も、カップ麺に蒸し野菜を載せる等の愚行をおかさずにはいられない。栄養バランスが気になる。諦めがつかない。

 

空腹になると自分が納得する対処法を見つけないといけなくて、なんかムカついてしまう。全部自分が悪いのだが……。

 

以上。人生サイコー。

週刊ゆふあや 一期一会の夫料理

月曜日

ここの所ずっと雨が降っている。

晴れの日を待っていたら洗濯物が山盛りになってしまったので、脱衣所に干して、近くにサーキュレーターと布団乾燥機をセットしてみた。

夕方確認すると、どれもフチの分厚い部分ががなんとなく湿っていたが、まいっか、と思った。

 

火曜日

気まぐれに西洋美術館の常設展示を見に行くと、壁にかかったモネの「睡蓮」の絵に「俺はこうした、お前はどうする?」と言われた。

お前たちは無職の幻想だと思うだろうが、実際の所、言われたのだ。

教科書やテレビなどで何度も見てきたモネの絵だが、これまではそれについて全く何も思う所が無かった。

しかし、実際に目の前にすると、その迫力たるや、スーパーたるやであった。

見ているとビリビリくるものがあり、自分の中にもふつふつと、何か怒りにも似た衝動的なパワーが眠ることを感じた。

それ以上説明できないのは、私が美術を鑑賞するに足る知識を持たないせいだと思い、美術鑑賞についての本を買って帰った。

 

水曜日

トイレの大掃除をした。

温水洗浄便座の掃除方法を調べてみたら、とても簡単に便器から外れる事が分かった。

便器の方は、サンポールが良いとの情報を得て買って来た。

強い洗剤で臭いがキツいが、サンポールで磨いたあとはいつもと違うサッパリした感じがあり、やって良かったと思う。

夕飯は豚しゃぶ。

 

木曜日

外出し、花瓶を買って帰った。

昨日作った豚しゃぶについて、今日になって夫がすごく美味しかったと言ってくれた。時間差。

 

金曜日

先日買った「女の園の星」という漫画がちょ〜〜〜〜面白い。何度も読み返している。

去年買った「夢中さ、きみに」と「カラオケ行こ!」も読み返した。

「カラオケ行こ!」は、どうしても読みたくて、ドキドキしながらコミティアに出かけ、並んで買ったのだ。(コミティア初めてだった)

帰りの電車の中で読んで、あまりの面白さにしばらく天井を仰いだ記憶がある。

 

土曜日

昼食は私が作ったガパオライス、夕飯は夫が作った夫のオリジナル料理。

私はマニュアル人間なので、名前の無い料理を作ることができない。

夫はあるものを適当に加熱して、適当な調味料を混ぜて、オリジナル料理を作る。

ただし、同じ味のものは二度と出てこない。

一期一会の夫料理が私は好きだ。

 

週刊ゆふあや 仕事辞めた

月曜日

仕事を辞めた。

嫌なことが積み重なって、上手くふるまえなくなってきて、このままじゃ良くないなとずっと思っていた。

結局、耐えきれなくなり、とても忙しい時に無責任に辞めていった人間として、皆に嫌われて去った。

コロナウイルスの影響で就職難のこの時に、正気ではないと思う。

でも、国家資格パワーで再就職は何とかなるだろう。何とかなるだろうと信じている……。ウウ、不安だ……。

帰ると、夫がケーキとエビフライを買ってきてくれていた。

仕事を辞めさせてくれた上、お疲れ様と言ってケーキを……。

なんか申し訳なくて泣いてしまった。

 

火曜日

せっかくなので旅行でも行ければいいが、そうもいかないので、家で過ごす。

仕事を辞めてもあまりスッキリとしない。嬉しい気持ちもあまり無い。

ハリーポッターと炎のゴブレット」を読み終えた。

この巻はミステリ的な要素もあって面白かった。

最近よく思うのは、ファンタジーにこそリアルが必要で、ミステリにはファンタジーが必要なのかも、ということ。

夢みたいなファンタジーは面白くないし、夢の無いミステリも面白くないから。

 

水曜日

体調が悪く、とても眠い日だった。

夫が夕方外出すると、そこでぷつりと糸が切れたように眠ってしまった。

起きると20時で、そのまま朝まで眠ろうかとも思ったが、食事と風呂をやっていくことにした。

レトルトカレーを食べ、湯船に浸かると、自分がグニャグニャの不定形モンスターから人間らしい形になったようで、ちょっと辛かったけどやってよかったな、と思った。

 

木曜日

購入したラグが届いた。セールで半額だったのだ。

これまで敷いていたマイクロファイバーのものは手触りがあまり好きではなく、今回は綿にした。裸足で踏むと、サラサラして気持ちいい。

天気が良かったので、仕事に行く時に使っていたリュックを手洗いした。

とてもサッパリした気持ちになった。

その後、中止になったKIRINJIのチケットを払い戻しに行った。

KIRINJIの生演奏、聞きたかったな。

 

金曜日

ハリーポッターと不死鳥の騎士団」を買って読み始めた。

ここからが物語の本番だ。

夜は金曜ロードショー「レディプレイヤーワン」を見た。

シャイニングを見返したくなった。

 

土曜日

カクヨムというサイトに自分の小説を載せた。

わたしが初めて書いた小説。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054909491400

私が務めていた歯科では、昼休みにひとつのテーブルを囲んでヒルナンデスを見ながらおしゃべりをするという習慣があった。

まあこれも仕事のうちだと思って適当にやっていたのだけれど、去年、仕事そのものと、職場の人間関係が嫌で嫌でたまらなくなって、そうやって過ごすのがちょっと厳しくなった。

精神をそこから引き離すために昼休みには空想に耽り、ちまちまとスマホで文字を打って、小説にした。ちゃんと完成したけれど、代わりに職場の人達からは嫌われた。(同じテーブルにいるのにロクに喋らないヘンテコで嫌な奴!しゃーない)

これを昼休みに暗い精神状態で書いてたんだなって思うとまた味わい深いと思う。

面白いでもつまらないでも、感想を教えてもいいよという人は教えて下さい。

 

週刊ゆふあや 虫とり大会に出たかった

月曜日

朝、自分の予約表を確認すると結構ハードなスケジュールで、見てたらまだ何もしてないのに疲れた。

寝る前、ベッドの位置を少しずらしたら、枕元のぬいぐるみがベッドとドレッサーの隙間にポイポイ落ちた。

落ちていく姿もかわいいのが面白かった。

 

火曜日

買ったばかりの"ハリーポッターとアズカバンの囚人"を読み始めて、気付くと読み終わっていた。

続編の"ハリーポッターと炎のゴブレット"を買って、また読み始めた。

 

水曜日

炎のゴブレット、映画ではカットされている序盤のシーンがすごく面白い!!

映画だけだとそうでもないけど、原作を読むと誰しもロンのお父さん、アーサー・ウィーズリーのことが大好きになると思う。

というか、ウィーズリーの家族は本当に最高。あんな家に生まれたかった。

私はなんでも夫に話したいので、ハリーポッターの感想もいっぱい話すんだけど、ウンウンときいてくれたあとに、必ずゼノブレイド(夫がやってるゲーム)の話をされる。

戦略とか、キャラの特徴とか、正直あまり興味がないんだけど、私もウンウンと聞く。

1ハリー1ゼノブレイドシステムで、わが家の平和は成り立っている。

 

木曜日

毎週楽しみにしていた「かくしごと」のアニメが終わった。面白かった。

その後、退屈だったのでデカい本屋に行く。

福満しげゆきの「遠回りまみれの青春のタイプの人」というエッセイ集を買って、電車のなかで読みながら帰った。

実母が不倫した時の話が書いてあって驚いた。

帰ってから、道中買ったピカチュウのグミを食べた。"でんげきトロピカ味'というかわいい名前だったけど、リアルゴールドみたいな味だと思った。美味しかった。

 

金曜日

金曜ロードショーの3週連続バック・トゥ・ザ・フューチャーが終わった。毎週楽しみに見ていた。

3は初めて見たんだけど、最後の機関車のシーンはハラハラさせられたね。

燃料ゲージが緑から黄色、黄色から赤になってどんどんヤバくなっていくというバカみたいなわかりやすさ。

ホクホクした気持ちで寝た。

来週はレディプレーヤーワンだ!

去年飛行機の中で見て面白かった記憶がある。楽しみ。

 

土曜日

仕事から帰って、どうぶつの森の虫とり大会に出席しようと思ったが、すでに大会は終わっていた。

住人たちに話しかけると口を揃えてに虫とり大会の感想ばかりを言ってくるので、疎外感があった。

未満警察ミッドナイトランナーという今日から始まったドラマを見る。

韓国の人気映画のリメイクということで楽しみにしていたのだ。

警察学校を舞台にした、明るくひょうきんな熱血漢と、冷静で神経質な優等生のバディ物。なんてベタなんだ。最高。