週刊ゆふあや 労働アホのカス

月曜日

サンリオピューロランドの名作ショー「KAWAII KABUKI」のCDが出るらしい。まじで待ちわびまくってたからめちゃ嬉しい。うお〜!(今までショーの音源を出すことがほぼ無かった。名曲ばかりなのに!)

これを期に、他の音源も売ってほしい。特に「いちごいちえ」と「SPARKLE」を……!

 

火曜日

新しいダイニングテーブルセットを購入。

今使っているのは夫と同棲を始めた時にニトリで買ったやつで、その頃はお互いの好みとか理想とかについて、今よりもずっと情報が少なかった。引っ越してすぐに必要なものでもあって急いでいたし、何となく二人とも「よくわかんないけど、まあ悪くないんじゃない」みたいな感じで選んだ記憶がある。結果、若干失敗の買い物だった。

今回はじっくり話し合って、予算内で二人とも気に入るものが買えた気がする。こうやって段々部屋を育てていくのは、他人と暮らすことの醍醐味だと思う。

 

水曜日

「TENET」を見た。別で感想書いたので読みたい人はこちら。

 

木曜日

ずっとTENETのことを思い出していた。思い出しすぎてもう一回見たくなってきた。

ファッションセンターしまむらに行った。くすみピンクのマスクを見つけたので購入。くすみピンクは、キュートとクール両方の性質を併せ持つ♠

 

金曜日

家帰ってからずっと泣いてて、夫を困らせた。

 

土曜日

仕事の後、散歩がてら図書館の本を返却しに行った。

労働のせいで図書館の本を返却したことしか書けない。労働は大切なものを奪っていく。しかも土日両方出勤で、辞めるまで一生友達と予定が合わない人生になった。給料は1万円上がったが、犠牲が巨大。病気の稲。アホのカス。

「TENET」の感想

映画「TENET」を見た。

 

ストーリーの断片を並べて説明することは出来ても、この映画そのものを説明するのはすごく難しい。

 

主人公が"すでにめちゃめちゃ訓練されたエージェント"なので、目的は知る必要が無いと言われれば、それほど追求する事もなく任務を遂行していく。だから、観客には話の中心にモヤがかかったような感じに見える。これだけ聞くと嫌だなーって思うかもしれないけど、このモヤが話を面白くしているのだと思う。これを取ったら、ただの映画というか。

 

巻き込まれていく「時間が逆行する世界」の映像がすごくカッコよくて、何も分からなくてもそれだけで十分。ラストの相反する二つの部隊が一つの場所に存在するというシーンも、全然理解できなくてアツかった。

 

この映画については、正直ネタバレもクソもないと思う。ストーリー云々というよりも、ただ「TENETを感じろ」と言われているだけのように思えた。

新しい体験すぎて、どうしても自分で文章にしてみたくなった。

とにかく言いたいのは、すごく楽しかった!! の一言。はー。見に行って良かった。

週刊ゆふあや いきなりステーキへの不満

月曜日

「いきなりステーキ」の看板にロケットが描いてあるのが納得いかない。

ロケットは入念な準備を何度も何度も重ねて打ち上げるものであって、決して「いきなり」飛ぶのではないから。

 

火曜日

平山夢明「DINER」ちょ〜〜面白かった!!!!!!!

ノワールではあるけど、「独白するユニバーサル横メルカトル」に比べると驚くくらいライトでポップ。誰にも感情移入できないけど、暗いロマンが充満していてわくわくした。

ちなみに、「独白する―」は通勤電車で読んでいて普通にゲロを吐きそうになった本として、脳の違う場所に深く、深く刻まれている。

 

水曜日

映画「ベスト・キッド」を見た。

コブラ会が、先に打て!強く打て!情け無用!の教えの元、「殺す!殺す!」と言いながら拳を突き出しているのが面白くてめちゃ笑った。悪の空手〜!

 

木曜日

「僕の心のヤバいやつ」を買った。二周目を読んで、ようやく掴めてきたなって感じ。新感覚の恋愛漫画ですごく面白い。僕ヤバの考察だけで二時間は飲めると思う。

 

金曜日

冷え性がひどくて、このくらいの気温になると足の冷えが気になって何も手につかなくなってしまう。湯たんぽを出した。冬嫌い‥…。

 

土曜日

イデミスギノへ行った。それなりに並んだけど、待ち時間なんて一瞬で吹き飛ぶようなケーキだった。

ケーキの好きな所は、手のひらくらいの大きさの中に全てが詰まっていること。ケーキを構成する色んなものが、綺麗にぱちりとはまっている感じがしたら、もう最高。その後にサプライズがあるとなお良い。そういう体験を探している。

あとは特有のライブ感がいいよね。ちゃんとした店に行くと、大抵持ち帰り不可のものとか、何分以内に食べなきゃダメなやつとか、そういうのがある。それは別に調子こいてるんじゃなくて、本当にそういう儚いパズルを作ってるって事なんだよ。

その後MOMATの常設で、ビリビリくるようなカッコいい絵を沢山見た。常設は爆安だから行かないと損。

たまたまやっていた「北脇昇 一粒の種に宇宙を視る」という小企画が特に良くて、何度も何度も見て回った。絵を見て自分の気持ちが動くことが何しろ面白い。自分は人間で、ちゃんと生きてるって感じがする。

週刊ゆふあや 週刊ゆふあやを読め捗るぞ

月曜日

一昨日買った「怪物の木こり」という本、面白かった。

最初に奇抜な設定をドンと出して、そのテンションをテンポよくずっと維持しているのもちょ〜すごいし、仕掛けがさりげないから、こっちはミスリードだよな〜と疑いつつもちょっと引っ張られた。動機の説得力もあり、綺麗なエンタメのお手本みたいな小説だ。うおー。

 

火曜日

新しい歯医者で仕事だよ!応援よろぴこ!

納税は本当に大切だってこと、最近ようやく分かってきた!納税をしよう!

 

水曜日

夜、夫と散歩に出たらどしゃ降りの雨が降ってきて、二人とも傘を持っておらずずぶ濡れになった。雨でこんなに濡れたのは初めての事で楽しい。

どしゃ降りの中を歩くと、目に雨水がめちゃめちゃ入ってくる。下着まで濡れるような雨でも、ポケットの中は意外と濡れない。そんな発見もあり、良かった。

 

木曜日

散髪をした。美容師が最初にふってきた話題が池田エライザの件だったので驚いた。普通じゃないぜ。さすが、私が見込んだ美容師……。

スマホの調子が悪くなり、新しいものを購入。おかげさまで、タップひとつでアスキーアートが打てるようになった。やったネ。

   *      * 

  *   + おわりです 

     n ∧_∧ n 

 + (ヨ(* ´∀`)E) 

       Y   Y    *

 

金曜日

「塩田先生と雨井ちゃん」の塩田先生ってマジでかっこよくない?通ってる学校にこんな先生いたら本気で気が狂いそう。

matogrosso.jp

昔からつり目の女の子が本当に好きで、自分もつり目になりたかったので、雨井ちゃんも大好き。ちょう可愛い。

それでここから早口になるんだけど、二巻に塩田先生がオムライス作る話があって、塩と重曹を間違えて苦くなっちゃうっていう展開なのね、でもさ、食用重曹なんて製菓にしか使わなくない?普段料理しないのに?家に食用重曹?は?お前まさか浮気してんのか????って勝手にキレたよね。でもその後で、あっでも塩田先生って急に思い立ってカルメ焼き作ったりしそう!童心を忘れない所があるから!!!そうだ!!!カルメ焼きだ!!!!!so cute!!!!!!好きです!!!!!!って自己解決した。多分思いついた瞬間よだれ垂らしてたと思うよ。でも、自分がそんなキモ人間になってしまってでも応援したいカップル、それが塩田先生と雨井ちゃんな訳よ。片思いすれ違いじゃなく、もうすでに付き合ってて、同じ学校内にいるし明らかにどスケベなんだけどキスはほっぺでしかもたまーーーーにしかしないというプラトニックぶりから先生の本気度が分かってさ、もう間に入る余地無いんだけどむしろその方が気持ちいいのね。いや、2次元だから間に入るもクソもないんだけど!!!!いいから早く四巻出してくれ〜〜〜い!!!!!ドーーーーン!!!!!!!!

 

土曜日

涼しかったので作業が捗った。

そういえば、インターネットで「〇〇しろ捗るぞ」って言う人いなくなったな。「〇〇な現象に名前をつけたい」って言う人はまだ時々見かける。

夜、平山夢明の「DINER」を読み始める。まだ20ページくらいしか読んでいないのに、すでにどうしようもなく面白い。続きが楽しみ!

週刊ゆふあや ホラー映画

月曜日

夫が「漫画を描いたけど読む? 多分嫌いなタイプのやつだと思うけど……」と言ってきて、適当に「うんちの漫画?」と返したら、「うんちの漫画は好きでしょ……」と言われた。え!

 

火曜日

洗濯物を干そうとしたら、ベランダにひっくり返ってモゾモゾしているセミがいた。

夫が指を差し出すと掴まって、最後の力でどっかに飛んで行った。土のある所に着地しているといいなと思う。

 

水曜日

久しぶりに行ったけど、スタバっていい所だね。なにしろ、クーラーの温度設定がちょうどいい。ドトールが好きなんだけど、夏行くと寒くてお腹こわす。

 

木曜日

誕生日。楽しい日だった。

31歳のうちに、小説で何か賞をとります。

 

金曜日

コメディ映画の名作と書いてあったので「ビッグリボウスキ」という映画を三分の一くらい見た。今のところ笑っていない。これからだろうか。

続けて映画の話をすると、「リング」「らせん」が怖くて面白かったので、国産ホラーに興味が出て、先日「呪怨」を見た。設定がかっちりしていた「リング」に比べると、ストーリーがあるようなないようなモヤモヤした感じ。

出てくるお化けがただの”白塗りの人間”になってしまったのは画質の向上のせいだろうか。お化けが出ると笑ってしまうというヘンテコな体験だったが、怖いの苦手なので正直ほっとした。(「リング」の”呪いのビデオ”は作られて二十年経った今でも通用する怖さで、脳に焼き付いてしまったので……)

 

土曜日

月に一日か二日、病的に眠い日がある。もうおかしいくらい眠いので、仕方なく寝て過ごす。夕方のそのそ起きて、近所のインドカレー屋に行った。インドカレーはいつだってうまい。

帰りに本屋に寄って、流行ってそうな小説を購入。

倉井眉助「怪物の木こり」と、井岡瞬「悪寒」の二冊。「怪物の木こり」はさわりだけ読んだがすでに面白い。凶悪殺人犯の主人公が自分を襲った犯人を殺そうとする話なんだけど、主人公の友達がもっとやべー超凶悪殺人犯だったりとか、序盤からアクセル全開ですごい。続きが楽しみだ。

 

週刊ゆふあや 水平

月曜日

としまえんが閉園した。

東京出身だけどとしまえんには何の思い入れも無くて、ただひたすらにハリーポッタースタジオの完成が楽しみ。

ここで何度も言っている気がするけど、ハリーポッターは本当に素晴らしい物語なので、友人知人に読んでいない人がいたら、この機会に読んでみてほしいと願う。

子供向けのファンタジーでしょ? と思っていた時期が私にもあったけれど、物語の根底にあるのは「血」と「差別」だし、敵は骨の髄まで悪人だけれど、それを倒すのは完全な善人とは言い難い人達。少年は荒れていく魔法界の中で思春期を迎え、若さゆえの傲慢さで突き進み、失敗して、時に周囲と衝突する。ファンタジーにはリアルと丁寧な人物描写が特に求められるのだと、ハリーポッターから学んだ。

 

火曜日

ただベッドに横たわってるだけなのに「あー!もう嫌だー!」って独り言を言ってしまうことが多々あって、何が嫌なんでしょーね?

 

水曜日

西尾維新は一日二万字書いているらしい。

 

木曜日

「ディヴァイン・フューリー 使者」という映画を見た。頭がからっぽの状態になれるタイプの映画で、リラックス効果大。

簡単にいうと「神を信じない格闘家とエクソシスト神父が闇の司教と戦う悪魔祓いバトル」。この説明だけでグッとくる人は見る価値ありかと思う。

格闘家役は「梨泰院クラス」で有名なパク・ソジュン。ムキムキの裸体に神父の服を纏い、その上に革ジャンを着て、バイクで闇の司教を倒しに行くというシーンが良かった。闇の司教はちょっと雑魚すぎたけど。

同じ監督、主演の「ミッドナイトランナー」も見たけど、「ディバイン・フューリー」の方が馬鹿馬鹿しくて好みかな。(ミッドナイトランナーは敵が生々しい凶悪犯罪グループ、闇の司教に比べると随分ダーク)

 

金曜日

洗濯機で脱水ができなくなった。

きちんと水平に置かれていない場合や、排水溝が汚れている場合に起こるらしい。

水平器の気泡を見たら、びっくりするくらい中心からずれていた。でも、気泡を中心にしようとすると、右奥側の足の下に少年ジャンプを一冊かませるぐらいの大調整が必要で、試しにその状態にしてみると、明らかに洗濯機が左前につんのめった風になる。おかしい。この状態が水平ならば、世界がゆがんでいるということだ。

そんなはずがないので、とりあえず排水溝をよく掃除した。直ったかどうかは試していないので不明。

そして今日も「元気が出るチャーハン」にコメントが2件も。どうもありがとう。本当に嬉しい。嬉しくてジャンプした。

 

土曜日

洗濯機直った!よかったね〜!

今日は、夫とアイス食べながらアド街を見たのが楽しかった。下北沢、不思議で楽しい街だよね。文化的で、雑多で、でも高級感もあって、食べ物が高く、服は安い。

週刊ゆふあや 夫とiPad

月曜日

私のiPadを夫も使えるようにした。

前々から共有させてほしいと言われていたのだが、iPadには私のインターネット生活が全て入っているので、抵抗があり断っていた。夫が私の個人的な部分を勝手に見るとも思っていないし、見られた所で何も無いけど、自分のスマホタブレットを触られるのって、皮膚を撫でられているのと変わらないくらいゾワゾワする事だと思う。

でも昨夜、夫がスマホの小さな画面で「ルーキーズ」を読んで「ううっ、感動する……」とか言っていて、何だかもう、iPadのでかい画面でで読ませてやりたいな……と思ってしまった。好きな男がスマホでちまちまルーキーズ読んでたら、誰しもがそう思うはずだ。自分のプライバシーよりも、夫に大画面でルーキーズを読ませたいという気持ちが勝った瞬間だった。

余談だが、夫は時々森田まさのりが描く絵の顔マネをしてくれる事がある。

 

火曜日

とある一人称のミステリを読んでいたら、うーん、あんまり納得できないなあという感じの解説パートがあった後、「かなり強引な理屈だが美声の男が喋っているので説得力があった」って書いてあってマジでびっくりした。めちゃ売れてる作家の本なんだけど、勇気もらえるね。これでいいんだ。

あと、こういうの読むとやっぱり島田荘司はすごいなって改めて思う。(冷静になるとどう考えても無理なトリックなのに、いつも妙な説得力と、信じたいという気持ちにさせる壮大な夢があるから)

 

水曜日

なんの脈絡もなくサウンドクラウドで見つけたカッコいい曲を貼る日にする。

圧縮/はらきり侍

soundcloud.com

サウンドクラウドで見つけた人、大抵その他の情報が得られ無いまま謎で終わる。

 

木曜日

 バカミスの名作と名高い「六枚のとんかつ」の続編「六とん2」をKindleで買って読んだ。続編と呼べるのは最初の2話だけで(しかも探偵が失踪しちゃった)、あとは昔の刑事ドラマとSFと恋愛のごった煮みたいな不思議な短編集だった。

このシリーズ「六とん4」まであるんだけど、この調子だと4は一冊まるまる真っ当なタイムリープ&ボーイミーツガールになっている可能性がある。そしてやはりあとがきが面白い。

 

金曜日

ライブハウスに行った。

入口で手指消毒と検温、個人情報の記入をして入場。通常のライブとチケット代金は変わらないのに、300人くらい入る会場で、観客は50人くらい。本当に少なかった。

フロアには簡素な椅子が並べられていて、指定された番号に座る。ステージと客席の距離も広くとられていた。

「拍手はいいけど声援はダメ」というルールがだったので、座ったまま、とにかく拍手。普段ならワーワー声が上がる場面でも、無言でいなければならなくてもどかしい。元々ペンライト制度があるアーティストなので、持参したペンライトを振れたのは良かった。これが無かったら、演者からは何も見えず声も聞こえずで、仕方ないと分かっていても結構悲しいのではないかと思う。

同時に有料配信も行っていて、曲の途中でたまにカメラに近づく、曲の合間にスマホを見ながらコメントを拾うなど、配信の視聴者に向けたサービスも並行してやっていた。会場と配信、どちらもお金を取る以上、両方大切にしなければいけない。このスタイルは、かなり”今”を象徴しているなと思う。

とりあえず、私が見てきたライブハウスの現状がどんな感じかを淡々と書いてみた。久しぶりに大きな音で好きな音楽を聞いてとても楽しかったし、厳しい中でもエンターテイメントを提供しようと奮闘する人々に鼓舞され、私も頑張ろうと思えた。一方ではやはり、とても苦しい気分だ。この状態で3500円は、安すぎる。

 

土曜日

私が書いた短編未満の短い小説「元気が出るチャーハン」に「おもしろかった」と一言コメントをくれた人がいた。家族や友人以外でそんな事を言ってくれたのは、あなたが初めて。ここ最近の出来事で一番嬉しかった。本当にありがとう。

【短い小説】元気が出るチャーハン - ゆふいん日記