週刊ゆふあや オイシイ!

水曜日

3回目のワクチンを打ちに行く。打ってすぐに腕が痛くなって、帰宅する頃には寒気も出てきていた。展開が早い。

会場に行くまでの途中に桜並木があって、まだ三分咲きくらいだったけれど、来週には満開になることだろう。赤ちゃんを連れて散歩に行こうと思った。

「ちいかわ」と「天国大魔境」の新刊を買って読んだ。

 

木曜日

明け方に発熱した。

粛々と赤ちゃんのお世話をして、赤ちゃんが寝たら一緒に休む。おむつを替えて、お湯を沸かして、ミルクを作って、それを冷まして、冷ます間に母乳をあげて、冷ましすぎないように気も配りつつ……と意外に煩雑な作業。頭痛が強くてあまり頭が働かず、しんどかった。とにかく赤ちゃんを落っことさないようにだけ気をつけた。

午前9時頃、ミルクをあげた後にグズグズ泣いていたのだが、構う元気が無いので泣かせたまま横になってしまう。罪悪感はあるが、仕方ない。しばらく休んでから様子を見ると、目頭のくぼみに小さな湖を作って寝ていた。ごめんよ……。でもそんな姿もかわいい……。

夫が早めに起きてきてくれたので、その後は夫にまかせて、一人寝室で寝た。

 

金曜日

すっかり熱もひいて、元気になった。たっぷり寝た後に見る赤ちゃんは、普段の3倍かわいく見える。

大量のうんちが背中漏れして、バウンサーのシートまで洗う羽目になったが、喜んで洗わせて頂いた。

午後はスーパーでサンドイッチを買って、公園へ。食べながら夫に、今朝見た「マイティ・ソー バトルロイヤル」の感想などを話した。(面白かった!)

 

土曜日

ダイエットのため、またニンテンドースイッチで「フィットボクシング」と「zumba」を始めた。

やってる人は思い浮かぶと思うんだけど、zumbaのインストラクターで1番親しみやすい顔の人、チッ チッチ〜 コ〜モノ!って曲の時に出てくるあの人、zumba創始者なんだね。ごく普通の振付師だったのが、zumbaを思いついてアメリカで売り込んで、大成功を納めたらしい。へー。

 

日曜日

スパイダーマン ホームカミング」を見た。これはなぜか映画館で見ている。当時はMCUの事など全く知らなかったのに。

見返してみると、ここまでのシリーズをちゃんと見ていないと何もわからないはずなのだが、過去の自分はわからない状態で見て、わからないなりに楽しんで、そのまま特に調べたりすることもなく放置したらしい。よくそれで平気だったな。今回はちゃんと全てを理解した状態で見たので、めちゃめちゃ面白かった。おじさんばかりのアベンジャーズの中、若くて無鉄砲なピーター・パーカーは見ていて楽しいし、応援したくなる。あのトニー・スタークが、まるで父親みたいにピーターを心配しているのも良い。

 

月曜日

赤ちゃんを連れて散歩へ。桜並木を歩く。桜ってそんなに良いものじゃない気がしてて、その気持ちは年々増加傾向にあるんだけど、まあ、近くに生えてたら見たくなるし、その下を歩きたい。これってもう、脳が停止してしまっていないか?と不安になる。来年は桜並木を歩かないことを目標にしようかな。

 

火曜日

赤ちゃんの体重チェックで病院へ。しっかり増えているとのことで、ようやく産院を卒業できた。嬉しいような、寂しいような。私にとってはとても良い産院で、毎回安心して診察を受けられたし、赤ちゃんの命も救ってもらった。院内は清潔で明るくて、スタッフも優しい人ばかり。食事やおやつも美味しかった。何の用もないけど時々入院したいくらいだ。

産院を出る直前にミルクを飲ませて3時間ゲットしたので、久々に夫婦で外食。変な海鮮丼を食べた。塩麹がどうこう書いてあった。

帰宅して授乳していると、赤ちゃんが吸いながら「ヘウッヘウッ ウー オイシイ!」と言った。驚いて夫と顔を見合わせるくらいハッキリと。そんなに美味しかった?変な海鮮丼食べたのが良かったのかな。

週刊ゆふあや マナー違反

水曜日

夫が3回目のワクチンで高熱を出したので、赤ちゃんと二人で過ごす。昼間起きている時間が増えてきたので、スキンシップをとったり、おもちゃを見せたりして遊んだ。赤ちゃんは「エウー」「エーウ」「ヘウー」「ウアー」などと感想を述べていた。

午後は抱っこ紐に入れて少し散歩。夫は食欲が無いと言っていたので、自分の分だけフルーツサンドを買って帰ったのだが、それを夫に食べられてしまった。ショックすぎて買い直しに行った。

 

木曜日

夜勤のマーベル。「シビル・ウォー」を見た。

これはちょ〜〜〜面白い。アイアンマンとキャプテン・アメリカの対立をきっかけに、アベンジャーズ全体が分断、対立してしまう話。以前から気の合わない二人だったが、これまでは、逆に仲良しに見えるなあ、くらいの雰囲気だった。まさかここまで深刻な溝ができててしまうとは。

「大きな敵を討つために、街が破壊されて、大勢の犠牲が出てるじゃん」「お前らが現れてから、逆に地球が狙われやすくなってるじゃん」という誰もが抱く疑問にも向かい合っていて、内容も重たくなってきた。アベンジャーズの行く末、気になるね。

飛ばしていた「インクレディブル ハルク」もアマプラにあったので見た。予想できるストーリーをダラダラやっていたら嫌だなと思って見始めたけれど、誰もが予想できるような部分はオープニングの背景としてさっさと映像を流してくれたので助かった。全部お見通しだ。

 

金曜日

ドクター・ストレンジ」を見た。「イミテーション・ゲーム」を見て以来ベネディクト・カンバーバッチが結構好きなので、とても楽しめた。

 

土曜日

夫が抱っこした瞬間に赤ちゃんが爆でかうんちをするという出来事が一日に二回起こったのでウケた。生後1ヶ月にして天丼で笑いをとるとは。

さらにその二回目の時は、うんちを処理している最中に追加のうんちをしてきた。それはマナー違反だろって思う。酷すぎて笑った。

赤ちゃんのうんちがまだ全然臭くないから笑っていられるのかもしれない。

 

日曜日

夫と赤ちゃんと、近所の公園へ。

夫が連れて行ってくれたのは、私の知らない公園だった。近頃には珍しくボール遊びもオーケーになっている所で、活発そうな子供たちが集まっている。中には中学生もいて、笑いながら鬼ごっこをしていた。よく行く公園は、よちよち歩きの赤ちゃんや幼稚園くらいの子が多いので、ちょっと新鮮な雰囲気。

ベンチにしばらく座って、黒い雲が広がってきたので帰った。

 

月曜日

明日は病院で赤ちゃんの体重チェックの予定だったけれど、天気が悪いらしいのでキャンセルした。寒波に加え、雨も降るという。嫌だな。

購入したバウンサーが届いた。リクライニングがついていて、ストッパーを外せばゆりかごにもなる。あやす時に抱っこばかりだと腕が痛くなるので、これに乗せて動かしてやるだけで泣き止んだらいいなあという魂胆だ。

早速赤ちゃんを乗せてみる。乗せた瞬間ギャーンと泣き出す可能性も大いにあり得るなあと考えていたが、泣くことなく座ってくれた。ヤッター!

 

火曜日

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」を見た。ちょっと万引き家族みたいな話だなと思った。最後は少し瞼が熱くなったな。エンドロールのグルートも良かった。

このシリーズは、主人公が大切にしているミックステープが2本あって、そこから流れているという設定で古い洋楽が沢山かかる。それがすごく良いので、誰かが作ったテープの再現プレイリストを、最近はよく聞いている。

赤ちゃんはバウンサーが気に入ったようで、乗せて揺らしてやると気持ちよさそうにウトウトする。乗っている間あまりにも大人しくなるので、全然泣かせないのも良くないかもと不安になって、時々降ろすくらいだ。

 

赤ちゃんの好きなもの

生後1ヶ月でもう好きなものがあるなんて、素敵なことだ。

 

その1 ドライヤーの音

うちの赤ちゃんはドライヤーの音が好きで、そばでドライヤーをかけ始めると、ぴたりと泣き止んで聞き入る。かけ終わると、また泣き出す。最近は赤ちゃん泣き止ませ用のアプリを使ってドライヤーの音を聞かせているが、これも、もう寝たかなーと思って音を消すと泣き出すので面白い。どんだけ好きなんだ。

アプリに搭載されているということは、ドライヤーの音が好きな赤ちゃんは多いのだろう。胎内の音に似ているからだという説を見かけたが、見るもの、聞くもの、触れるものすべてが初めての世界で、知っている音を聞くと安心するというのはすごく理解できる。ほんの10ヶ月過ごしただけの場所だけど、人生1ヶ月の赤ちゃんからしたら、立派な故郷なのだなあ。

 

その2 魔法のラトル

まだどのくらい目が見えているのかわからない。なんか見ているような気がするなあというくらいで、確信が持てないことがほとんどだ。でも、この「魔法のラトル」だけは明らかに見ている。

正式な名前は「本物のレジ袋音収録 泣く子もケロリ!魔法のラトル」というらしい。ボタンを押すとシャカシャカとレジ袋を擦る音がする仕組みになっている。

とにかく、これを目の前にかざすと、赤ちゃんはじーっと見つめるし、動かせば目で追いかける。軽くぐずっているような時でさえ、これを振ると泣くのをやめることがある。

出産前に準備した「こぐまちゃん」の可愛いラトルや、飛び出す絵本、手作りのぬいぐるみもあるけれど、こちらにはあまり興味を示さない。好き嫌いというよりは、はっきりとした赤色だから今の月齢で見えやすいとかあるのかもしれない。そうだと思いたい。

 

その3 抱っこと歌

抱っこしたらそれだけで泣き止んで寝ちゃうパターンの時、本当に可愛くてたまらない。私に抱っこしてほしくて泣いちゃう存在がそこにいたら、愛しすぎて多少頭がおかしくなっても仕方ないでしょう。

抱っこしただけでは泣き止まないことももちろんある。そういう時は、抱っこしながら歌を歌ってやる。そらで歌える歌となると、どうしても90年代J-POPばかりになってくる。私が歌うジュディマリスピッツで安らいで、腕の中で眠ってしまう赤ちゃん。歌うのをやめた途端にまた泣き出す赤ちゃん。そんなに私の歌を聞きたいのかい。そんな人はこの世に君だけだよ……。

 

その4 縦に抱っこされること

最近は縦の抱っこにハマっているらしく、横抱きして泣き止まない時でも、縦抱きに変えると泣き止むことがある。見える景色が変わって面白いのだろうか。それとも、吐き戻ししやすい体だから、縦の方が体が楽だったりするのかな。いくら考えても、本人にしかその理由はわからない。

抱っこ紐に入れてやると特にご機嫌で、入れたらすぐに眠ってしまう。だから、泣きわめいている時などは重宝するのだが、下ろせば起きてまた泣くので、ずっと抱っこ紐状態でいるハメになる。疲れていて横になりたい時など、赤ちゃんのご機嫌を取るか、泣き声を聞きながら横になるか、選択を迫られる。

 

週刊ゆふあや ホヨ〜

水曜日

最初は夫婦であたふたしながらやっていた沐浴も、今はもう慣れたもので、それぞれが一人でこなせるようになった。

ラッコハグという柔らかくて背もたれのついたベビーバスにお湯をはり、ガーゼをかけた赤ちゃんを足からゆっくりつけてやる。赤ちゃんはお風呂が好きなようだ。お湯につかると、とても気持ちよさそうな顔(吹き出しをつけるなら「ホヨ〜」だろうか)をする。そんな顔をされたら、こちらも嬉しい。

沐浴の後は綿棒で鼻くそをとってやる。これはすごく嫌がって、ピエーッと南国のデカい鳥みたいな声をあげながら抵抗してくるが、毎日取りがいのあるでかい鼻くそが発生しているから、私は結構楽しい。

結婚記念日なので、夜は唐揚げを沢山作った。夫はお花を買ってきてくれた。今日で丸5年だ。6年目もよろしくね。

 

木曜日

コロナワクチン3回目の接種券が届く。

前回打ったときはつわりの真っ最中で、とてもつらい思いをした。それでも、コロナにかかるよりはマシだと思って、必死の思いで打ちに行ったのだった。数ヶ月前の出来事だが、遠い遠い昔のことのようだ。

4キロ太ってしまったので、ラヴィット!を見ながら腹筋ローラーとスクワット、エアロバイクをやった。ラヴィット!はほぼ毎日見ている。ニュースを見すぎると心がつらくなるので、つい明るい番組にチャンネルを合わせがちだ。

今朝はマヂカルラブリーが出ていた。最近「野田の日記」という本を読んだので、勝手に感慨深くなる。

「野田の日記」は、野田クリスタルが19歳の頃から書いている日記がまとめられた本。嘘を書いている日も多いけど、時々「早く売れたい」と素直な気持ちが書いてあることがあって、日付を見るとそれが2008年とかで、ヒエーって思う。私なら耐えられない。就職する。そんで「就職最高!」って日記に書いて、夜中にポロポロ泣く。

 

金曜日

筋肉痛で体がだるい。とても眠い。何もしたくない。筋トレなんてするもんじゃないな。久しぶりにプロテイン飲んだけど不味いし。

マッチョの人は毎日筋トレをしている訳だから、常にどこかしら筋肉痛ということだろうか。だとしたら、毎日だるくて眠いはずだ。そんな人生楽しいか?

 

土曜日

夜勤のマーベル。今日は「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」を見た。

自信家のトニー・スタークが、誰よりも侵略者に怯えている様子がとても面白い。彼は科学者だから、非科学的存在に対する恐怖が人より強いのかもしれない。科学で打ち破るためにはどうしたらいいか、考えずにはいられない。そして、キャプテンがそれをちっとも理解できない様子も良い。侵略者が来たら倒せばいいじゃん!命がけで!と簡単に言う。マーベル世界では、科学者と軍人はいつも相性が悪い。現実でもそうなのだろうか。

とても暖かい日だったので、赤ちゃんを連れてピクニックへ。公園のベンチで、夫が作ってくれたサバのサンドイッチを食べた。赤ちゃんは寝たり泣いたり寝たり、気ままにしていた。楽しい午後。

 

日曜日

夜勤のマーベル。今日は「アントマン」を見た。

エドガー・ライトが途中で監督・脚本を降板した話は有名なので知っていたが、確かにその残り香を感じるように思う。コルネットアイスは食べてなかったけど、サーティワンのバイトをクビになって、その帰りにバナナアイス食べてた。

赤ちゃんが夕方から夜にかけてグズグズしがちなのだが、こちらにはその理由がわからない。何を必死に訴えているのか。いつか教えてほしいけれど、赤ちゃんは大きくなれば全てを忘れてしまうのだ。

泣いている姿も可愛いので動画を撮っている。でも、人でなしだと思われたら嫌なので誰にも見せていない。

 

月曜日

一人で外出。初夏の陽気で、日傘をさしている人もちらほらいた。

本屋で「結婚するって本当ですか」の最新刊と、たまたま目についた澤村伊智の短編集「ひとんち」を買う。公園のベンチでパラパラ読んだが、どちらも面白い。「ひとんち」収録の"夢の行き先"はかなり好みで、読みながら思わず笑ってしまった。

自販機でコーラを買って飲んだ。うまかった。

 

火曜日

赤ちゃんの顔がどんどんデカくなっててビビる。毎日顔つきが変わっていく気がする。

あと太腿がもっちりしてきた。つい1ヶ月前は、触ったらポロリと取れてしまいそうな頼りない足で、おむつの裾もブカブカだったのに。

夫は、腕がちぎりパンみたいになるのを楽しみにしているらしい。低体重で産まれているから、そこまでのポテンシャルは無いような気もするが、なったら嬉しいね。

 

 

週刊ゆふあや 桃の花

水曜日

毎日、赤ちゃんの写真をSNSにアップしまくりたい欲求と戦っている。

 

木曜日

今日はひなまつりなので、桃の花を飾り、ちらし寿司を作ってみた。

赤ちゃんに一生懸命桃の花を見せようとしたが、全く見てくれず。お花と一緒に写真も撮ってみたが、全部興味ゼロの顔で写ってて面白かった。これぞ赤ちゃん。愛しい。

夕方頃にいつもグズグズし始めるので、今日も夕飯どきにギャピーと泣いていた。夫と代わる代わる抱っこしたりあやしたりと頑張ったのだが、ずーっと泣きっぱなしなので、あきらめて布団に置いて、ちらし寿司を食べることにした。

祭りの主役が号泣している横で浮かれた食べ物をつついているのは、申し訳ないやら面白いやら。

 

金曜日

桃の花のつぼみが開いていた。嬉しいね。

また赤ちゃんに見せようとしたが、ちっとも見てくれなかった。最近は頭上でメリーを回してやると、時々見ているような素振りをするのだが。見えているのかいないのか、まだ本人にしかわからない。

 

土曜日

赤ちゃんは生後1ヶ月となった。早いなあ。時を止めてくれ。

もうベビーカーに乗せてもオーケーらしいので、赤ちゃんと夫と三人で、ベビーカーを使って散歩に出かけてみる。公園に行くと、桜のような、そうでないような、とにかく春っぽい花が綺麗に咲いていた。暖かく、気持ちのいい日だった。赤ちゃんも気持ちが良かったのか、散歩の後は機嫌が良かったように思う。

授乳しながら、鍋の中の筑前煮を皿に移している夫の後ろ姿をなんとなく見ていたら、人参がポロリとキッチンの台の上に落ちた。拾って皿に戻すのか、捨てるのか、夫はどっちのタイプだろうと思って観察していると、拾ってパクっと食べていた。

夜勤の時間に「マイティ・ソー ダークワールド」を見る。ロキ、良いキャラだな〜。

 

日曜日

マーベル映画を見始めて一週間。とても良いものだということがよく分かった。

まず、全然つまらなくて眠いっていうのがこれまで全く無かったこと。私の好みとしては「アイアンマン」は面白い、「マイティ・ソー」はそこまでかなって感じなんだけど、じゃあ「マイティ・ソー」はつまらないのかって言われたら、いや、面白いよって答えると思う。かなり高いレベルの中での差でしかない。このくらいクオリティが保証されていると、よし、次も見てみようという気持ちになる。

そして、単体でそこまでかな~って感じのやつも、シリーズ全体で見ると重要な意味を持っているから、無駄になることはない。映画を見ているというより、常にマーベル世界の断片を集めている感覚。RPGをやっているのに似ている。この仕組みは見始めるのを躊躇する要因でもあるけれど、一度飛び込んでしまえば、とても楽しいものだね。

今日は「キャプテン・アメリカ ウィンターソルジャー」を見た。ウィンターソルジャー強すぎだろと思ったら、なるほどね。

 

月曜日

午後、夫が赤ちゃんをみていてくれるというので、一人で出かけさせてもらう。小さい鞄で外に出て、音楽やラジオを聞きながら少し電車に乗り、本屋をウロウロする。それだけでかなりリフレッシュになる。

しかし、リフレッシュに専念すれば良いものを、つい、赤ちゃんは今どうしているかなあと考えてしまうし、そういえばお腹が軽いなあ、なんて今更なことを思ってしまう。そうか、もう出産は終わったんだ。赤ちゃんを抱っこしている時よりも、一人で道を歩いている時の方が、自分の中で赤ちゃんの存在が強くなるみたいだ。不思議。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を見た。スターロードかっこいい。アウトローのヒーローって良いよね。

 

火曜日

一人で出かけるとその分母乳をあげる回数が減るわけだが、昨日は帰宅後もあげないまま寝てしまったので(夫と交代で寝ている。私は大体夕方寝て、深夜に起きるシフト)、起きたとき胸が張って痛かった。赤ちゃんに吸ってもらいたいが、こういう時に限って気持ちよさそうに眠っている。

搾乳してから寝るべきだったなあと思ったけど、結構時間がかかるし、面倒なんだよね。今は育休中だけど、職場に復帰したら、どうすればいいのだろう。胸がパンパンに張った状態では痛くて働けない。でも、仕事して育児して、あいた時間に搾乳までしてたら、自分の時間が無さすぎて頭がおかしくなりそうだ。授乳をやめないといけないのかな。

絶対母乳で育てたいというこだわりは無いのだけれど、赤ちゃんが母乳を一生懸命吸っている姿はとても可愛くて、授乳するのは好きだ。出るようになるまで痛い思いも沢山したし、赤ちゃんもキレ泣きしながら必死で吸う練習をして、最近ようやく上達してきたので、もったいないなあという気持ちも大きい。

今日は1ヶ月検診の日だった。赤ちゃんの体重は、ゆっくりしたペースではあるがまた増えている。しかしまだ要観察ということで、通院は続く。またミルクの相談等をした。

 

週刊ゆふあや 好きなパン屋の隣のパン屋

水曜日

授乳の合間の楽しみとして、マーベル映画を見ることにした。

マーベルは全ての世界が繋がっているので、順番通りに見ていかないと、誰が何をやっているのか、どんな因果があるのか等、色々なことがわからなくなってしまうらしい。なんだか面倒臭そうなのでずっと避けていたのだが、夫がマーベル映画を楽しんでいる姿をそばで見ていて、羨ましくなってきた。夫はきちんとシリーズを追いかけたことで、先月公開されたスパイダーマンの新作を完璧に楽しめたのだという。公開初日にうきうきと劇場へ出かけ、帰宅してからも「最高だった」とずっと言っていた。いい顔だった。

「アイアンマン」「アイアンマン2」はすでに見ているので、「インクレディブル・ハルク」は飛ばして(ディズニープラスに無いから)、「マイティ・ソー」を見た。まさかこれほどファンタジーな存在(ソーは雷の神様。地球へは虹の橋を渡ってやってくる……)が出てくるとは思わなかったので驚いたが、一度受け入れてしまえば特に気にせず楽しめた。

神話の神様だから、ソーは女神転生にも出てくるんだよ、と夫が教えてくれた。

 

木曜日

妊娠中に体重が10キロ増えた。

出産を終え、1週間ちょっとで自然と6キロ減ったのでほっとしていたが、その後は全く変化がない。まさか、残りの4キロは自力で減らさないといけないのか?そんなはずないよな?まさか????

自分の体を改めて鏡で見てみる。お腹はたるんでるし、正中線も消えていない。さらにお腹の真下には、スマイルの口元みたいな形の大きな傷。妊娠前に履いていたズボンは軒並み入らないので、仕方なく、マタニティ用のズボンを履いて過ごしている。マタニティはもう終わったのに。終わったらまた好きな服を着て過ごせると思ってたのに。悲しい。悲しいよ。悲しみをエネルギーにして、エアロバイクを30分漕いだ。

今日のマーベルは「キャプテン・アメリカ」。ヒーローは孤独であるべきだとは思うけど、このラストはさすがにかわいそうすぎる。

 

金曜日

赤ちゃんを連れて病院へ。体重は増えていた。良かった……。

同じくらいに生まれた他の赤ちゃんと比べたら随分小柄ではあるけれど、きっと彼女なりのペースで一生懸命成長しているのだ。ほっぺたも少しぷくぷくしてきたし、手足や首をよく動かすようになった。今まではずっと握って内緒にしていた小さな手のひらを、近頃は沢山見せてくれる。

今日は「アベンジャーズ」を見た。これまでに出てきたキャラクター達が集まるやつ。ボーナスステージに来たみたいな感じだ。面白かった。アイアンマンとキャプテン・アメリカ、もっと喧嘩してくれ。

 

土曜日

気温が高かったので、赤ちゃんを連れて散歩に行ってみた。病院以外の外出は初めてだ。行き先は近所の公園。夫と並んで公園のベンチに座り、お日様の下でお菓子を食べた。こんなことしかできないけど、こんなことも楽しいね。

遊んでいる3歳くらいの子。妊娠してから、子供がいるとついじろじろ見てしまうようになった。歩いたり走ったり喋ったりするその子を見て、うちの子もいつまでもふにゃふにゃの赤ちゃんではいてくれないんだなあと思い、寂しくなる。だってすでに、一緒に病院で過ごしていた時とは違っているのだから。今この瞬間の赤ちゃんは、明日にはもういないのだ。だったらもう、何時間でも抱っこしていたいよ。いくらでも泣いてくれ。そう思う時に限って、赤ちゃんはよく眠っている。

 

日曜日

映画「フリーガイ」を見た。

同じ生活を繰り返すゲームのモブキャラが自分の人生を掴み取る、という話なんだけど、それで満足するのがAIの限界か?もっとやる気見せてみろよ、おい。って思った。あまり面白くなかった。

 

月曜日

出産後、就寝中にすごく汗をかくようになった。汗をかくと冷えるので、毎晩寒くなって目が覚める。ムカつきながら体を触ってみると、いつもシャツがびしょびしょだ。代謝が悪いのか普段はあまり汗をかかない方なのだが、ホルモンの変化とか、そういう系のやつだろうか。嫌だな。

アイアンマン3」を見た。面白かった。

 

火曜日

2ヶ月ぶりに美容院へ。

コロナウイルスが怖いので都心に行くのは抵抗があったのだが、あまりにも頭が汚くて、そのせいで気持ちも落ち込みがちだったので、行くことにした。

思った通り、髪を綺麗にしてもらっただけでうんと気持ちが上向く。マーベルを少し見ていたおかげで、美容師とマーベルの話ができた。

お土産にパンを買って帰る。大好きなパン屋の前まで行った所で、あえて隣の店で買ってみようかなという気になった。体が変化を求めているのかもしれない。新生児中心の生活は自由時間が少ないので、単調になりやすい。今日が昨日で無いと認識するために、使うマグカップの色を意識して変えているくらいだ。明日の朝食は食べたことのないパン。楽しみだな。

 

週刊ゆふあや 私の方がエウーだよ

水曜日

昨日の深夜はとてもよく飲み、よく眠ってくれた。おかげで体も休ませられたし、一人でゆっくりストレッチもできて(抱っこと授乳で体が痛い……)、TVerで「相席食堂」と「ゴッドタン」も見ることができた。相席食堂のランジャタイめちゃめちゃ面白かったな。寝ている夫を起こさないように笑うのが大変だった。

午後は気分転換に、少し一人で外出させてもらう。スタバで桜のフラペチーノを飲んだのだが、トッピングの生八ツ橋をストローで食べたらあんまり上手く行かなくて、口の周りが汚くなった。恥ずかしかったので、これから飲む人は、注文したらスプーンを取るのを忘れない方が良い。スプーンを取りに行くのを面倒がらない方が良い。

夕方、数ヶ月ぶりに足の爪を切る。大きくなったお腹が邪魔で、ずっと手が足の指先に届かなかったのだ。5ミリくらい伸びていた。さっぱりした。

 

木曜日

赤ちゃんが午前3時から7時まで、4時間泣き続けた。

その間もちろん授乳もしているし、オムツも替えているし、その他あらゆる事をやったのだ。赤ちゃんは少しウトウトしたり、20分くらい寝たりとかはあったけど、4時間ほぼずっと泣いていた。泣きながら時々「エウー」って言うのが可愛くて大好きなんだけど、今日ばかりは「私の方がエウーだよ……」って言ってしまったね。

 

金曜日

赤ちゃんの体重測定で、病院へ。

体重はいいペースで増えているそうで、とりあえずほっとする。測定直後に爆でかうんちをしたから、その分盛られていた事にはなるが。

帰りに「(赤ちゃんの)足が寒いんじゃないの?」と言ってくる婆に遭遇。インターネットでよく見る話だけど、本当に存在するんだ、と思った。この先の人生では、精一杯黙ることを覚えなよ。

 

土曜日

育児に必死であまり頭が働かない所に、かなりダウナーになる出来事があり、精神がやばくなってメソメソ泣いてしまう。夫も同じように疲れているのに、私を慰めてくれて、一人で外出もさせてくれた。心が暗くなりすぎて正直外出という気分では無かったんだけれど、言われた通りに外に出て、ポッドキャストを聞きながら少し電車に乗って、本屋をウロウロすると、だんだんと気持ちが落ち着いてきたのを感じてほっとする。

聞いてたのは「アンガールズのジャンピン」なんだけど、そんなこと言って大丈夫か……?ってこっちが心配になるレベルで性格の悪いラジオで凄い。

お礼にハーゲンダッツを買って帰宅すると、夫にミルクを貰ったばかりの赤ちゃんが、気持ちよさそうにすやすやと眠っていた。

 

日曜日

赤ちゃんがよく眠っていたので、深夜に映画「パンズ・ラビリンス」を見た。先日見た「シェイプ・オブ・ウォーター」がとても良かったので。

深夜に一人で見ていたせいもあるかもしれないけど、めちゃめちゃ怖かったな。これまで見た中で1番怖い映画かもしれない。「シェイプ・オブ・ウォーター」と出てくるモチーフは似ていて、どちらも主人公は夢見る女性なんだけど、「パンズ・ラビリンス」の少女は、夢を見ざるを得ない、夢を見ないととても生きていられないという状況で、話が進むほどに見ている方もその絶望に沈められる。ずっと、もうやめてくれよって思いながら見ていた。面白かった。

 

月曜日

赤ちゃんをあやしながら大江千里の「夏の決心」を歌っていて、「下駄を揃えたり」っていう歌詞が本当に良いなと思った。長い休暇でなければ下駄なんて履こうと思えないし、ましてや揃えるなんてとてもできない。夏休みの良さ、というか、長い休暇が人間にもたらす余裕、その素晴らしさが、この短い詞に詰まっている。

牛乳が余っていたので、パンナコッタにした。明日固まったら食べる。

 

火曜日

赤ちゃんを病院に連れて行く。なんと、体重が減っていた……。ミルクの量を増やす相談等をして、引き続きこまめに様子をみることに。

私の方はといえば、帝王切開の傷の上部に麻痺が残ってしまった。神経が傷ついたことによる感覚の麻痺だ。数年前、親知らずを抜いた時にも同じように麻痺が残った経験があるので、またかーという感じ。運が悪いな。

前回は下唇と下顎だったので、さすがに気になってブロック注射やレーザー治療に必死で通ったが、結局のところ、神経の修復は自分の回復力に頼るしかないので、今回は何もせずに治るのを待とうと思う。

帰宅して、昨日作ったパンナコッタを食べた。本体は上手にできていたが、一緒に作ったカラメルソースは、冷蔵庫に入れておいたらただの飴の塊になっていて、レンジで溶かして上にかけたら一瞬で固まってまた飴に戻ってしまった。一応食べてみたら、めちゃめちゃ歯にひっつくし、溶けるのにも時間がかかるしで、歯科衛生士としては許せない存在であった。夫の歯に被害が及ぶ前に処分しなくては。化け物を生み出してしまった科学者って、こういう気持ちかな。